診断時:40歳代後半

インタビュー時:診断から18年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:子宮がんも発病 

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――あと、今までのお話であまり出なかったですけども、3回の治療の中で、経済的なご負担とか、保険制度の活用とかはありましたか?

 

高額医療費ですね。それを受けるしかないですよね。

 

――その制度を活用されて?

 

前は払ってから後で返ってくるものでしたけども、今回は事前に申告しておくと、これだけという最小限しか払わなくて済みましたから、あの制度はいいですね。

 

――初めに、入院前に申請をしておいて。

 

そう、そうです。助かりました。

 

――そうですか。保険は何か、民間の保険には入っていらっしゃったんですか?

 

いや、入ってなかったんですよ。入らなきゃと思っていたときにこっちをやったものだから、もう結局、入られない状況ですから、入らないでずっとやって…。

 

――これまで?

 

怖いですね。(笑)

 

――ご入院されると1カ月とか、あと、放射線治療をするといっても費用はかかりますものね。

 

かかりました。もういいかなと思うと、また繰り返すから、経済的には本当にその日暮らしというところですよ。(笑)それが一番大変なところですよね。

 

――大変ですよね。本当にそのことをなくして考えられないですしね。

 

結局、仕事をしている身としては、仕事は休まなければならないし、収入はない、挙げ句の果てに支出はあるという状況に置かれますからね。

 

――そうですね。ご主人とAさんのお仕事の収入だけでやってこられたんですかね。

 

そうです。