――お話がね、ちょっと流れから変わってしまうんですけども、お金の面とか、抗がん剤とかすごくお金が高いと思うんですよね。そのあたりは大丈夫でしたか？

私も勤めていたので、そのときはもうやめてしまっていたけども、一応がん保険にも入っていたんですよね。６９歳で手術しているから、それに私は、早い誕生月なんですよ。１月でしたので、１回目の抗がん剤のときは３割負担で払いましたけども、２回目のときから１割負担になったので、すごく助かりました。それにがん保険でも会社にいたときから掛けていたので、病院にも２０日以上入院すれば、治療代も通うのも出るんだけども、Ａ病院なんかは手術をすれば２０日間なんてよっぽどでないと置かないものね。１０日くらいで退院だから、その治療費なんかはもらわれないのがちょっと嫌だったけど、それでもどうにかこうにか、大変だなとは思うけども。

６９歳のときはまだ、１カ月にいくらかかかれば、いくら以上は高額医療で戻ってくるとか、今は７０歳を過ぎているから、１万２,０００円以上かかっていれば高額医療で、１割負担になったらもうそういうのが出ないと思っていたら、市役所のほうからちゃんとお知らせが来るのね。今月はこういうふうになっているから、書類とか領収書を持って来てくださいとか。

――逆にそういう知識というか、知らなくても、ちゃんとお知らせが来るから。

市役所からね。７０歳過ぎて１割負担になっていれば、高額医療とかそういうのは出ないと私は思っていたんですよね。市役所のほうからそういうお知らせが来て、初めてびっくりして、その月のうちで１万２,０００円かかっていれば、Ａ病院ばかりでなくても、別な病院に行っても、かかっていれば高額医療で戻りますよって言われて。

だから私も、Ａ病院に行っているとき高くかかるのは抗がん剤の薬をもらうときと、ＣＴの検査をしたときが同じ月に重なれば１万２,０００円以上はいっているので。そのほかに病院に行っているから２万円近くもかかっていれば、高額医療のお知らせが来るんですよね。市役所のほうから来て、行くんです。

やっぱりこういう病気をしていれば、結構お金はかかりますよね。１割負担でもこうだから、３割負担でやる人は大変だなと思うね。お金がかかる。それでも保険に入っているおかげでね、かからない人から見ればかかっているけども、それでもみんなのおかげだなと思っています。一人でやっていくのは大変だよね。一人だけの年金でやっていくというのは、よっぽど辛抱しない限り、病院にもかかるので。