診断時:50歳代前半 インタビュー時:診断から8年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:青森地域 世帯状況: 備考: |
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――結構、手術もお金がかかったでしょうし、抗がん剤のハーセプチンも結構高い、保険が効かないですよね?
何か高かったよね。
――それと放射線ですよね。3つの治療をされていて、経済的な、社会的なものは結構いろいろ使えるので、そういう知識というのは、これを使えば少し自己負担は防げるし、保険も入っているしとか。そういうのはどうでしたか?
私はほとんど保険で賄えたから、おつりがきたようなものだから。
――じゃあ、がん保険にちゃんと入っていたんだ?
がん保険はやめた後だったから。
――やめた後だった?
後っていっても何年もたってからだから、若いころがん保険に入っていたの。がん系統だから。
――そうですか、その後にやめちゃった?
うん。でも、がん保険でなくても、ちゃんと賄えたから良かった。それからあとは、商売もやっていたから、そっちのほうで従業員が頑張ってくれたから。あと、主人も働いてたし。
――高額医療費は活用されました?
はい。返ってきました。
――市とかからちゃんとお知らせが来てとか?
あれは自分で申告するんでなかったかしら。
――そうです。でも、わからないとなかなかできないじゃないですか。じゃあ、ちゃんと知って手続きされて入られたんですね。やはり、一つの治療をするにもお金が伴ってくるから非常に大変ですよね
そうだよね、やはりお金だなって思うね。
――仕事も従業員さんがいらっしゃって、頑張っていただいたというのもあるけれども、やはり一人でやられるとか、会社員でやっているとなると、休めばそれだけ収入が入ってこないから。
うん。本当にそう思う。
――お金がなければ治せないのかなというイメージがね。
それはそう思った、私も。今まで働いてきたのが、このために貯めたお金だったのかなと思ったときがあったもの。