診断時:40歳代前半

インタビュー時:診断から31年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:上十三地域

世帯状況:

備考: 

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――そうですか。あと、ご主人も肺がんなんですね。

 

うちは単身赴任していまして、気がつかなかったんです。帰って来て何か咳がするということで、私もこれはただの咳じゃないなと思って、G病院で精密検査をしたんですよ。そしたら即、3カ月しか生きないということで、それを宣告されました。でも、ある程度は奇跡というのを考えて、放射線治療をしたんです。何カ月かは延命したんですけども、5カ月くらい入院して亡くなりました。

 

――それはいつのお話なんですか。

 

夫が亡くなりまして、17回忌になりますので17年前の話です。

 

――じゃあ、見つかられてから、その段階でがんが進行されていたんですね。

 

そうです。男って強いんですね。お酒飲みだから、お酒で紛らわしていたみたいで、帰って来て、定年間際でしたけれども、何カ月か前F県のほうにいたんですけども、帰ってきて、体調が悪いと言って、調べたら末期だったんです。だから、自分で自覚症状がないというのも怖いですよね。やっぱり健診して見つけるということも大事じゃないかと思います。それにやっぱり、女であれば甲状腺がんとか乳がんは自分で見つけられるところですから、自己健診が大事だということも、それは忘れてはいけないと思います。

 

――ご主人は健診を受けられなかったんですね。

 

何もしなかったです。そういうのは女がそばにいて毎日うるさく言わないと、男は、そういうのは気持ちが小さいのか、面倒なのかそこはわからないけども、全然しなかったですけどね。