――それくらいおつらかったんですね。

そうですね。やっぱりそう思ってしまった弱い自分があったんですね。そこまで、片方がないということがすごい重圧だったということ。

「今は３回やりましたよ」と集まるたびに、新しく会に入った方に自己紹介でお話しするときに言っています。「えっ？」と言ってくれる方もあるので、だから、３回やってもこれだけ元気だから、自分が元気にしている姿を見て、落ち込んでいる方がいくらかでも、元気になれたらと思えるように感じてくれたらいいなと思う面もありますね。

このがんの集まりがあるときに、やっぱりがんをやった方たちにお会いしたことで、自分は「そんなにしても元気なんだ」という力をいただいてきたことが、本当にすごく大きいです。

だから、新聞にも出ていた、グループでの術後の話し合いで回復力が増すようなことが載っていたのを見たときに、私はその典型的はものだなと思って読みました。私は前に進めました。