診断時:40歳代後半

インタビュー時:診断から18年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:八戸地域

世帯状況:夫婦のみ

備考:子宮がんも発病 

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私が手術したのは平成3年9月ですけども、母が亡くなったのが平成5年3月でした。お葬式といっても、やっぱり自分の体調がまだ本当じゃなかったんです。だから、ボーッとした状態で何とか動いたという感じでした。

 

その間、家にいて、自分のがんへの向き合い方がわからない状況を過ごしていたときに、今、私が入っています(患者会)のB会長さんの新聞の投書欄のところに、「こういう会がありますけど、お話しませんか」というのが載っていたもので、それを見て初めてB会長のお宅に伺って、がん患者のお仲間に入れていただいて、そこから少しずつ回復して、今はこの(患者会)というのは私にとってなくてはならないグループになりました。

 

このグループに入っていたおかげで、いくらかずつお話や情報を得ることができる。がんを体験した方たちのお話が耳に入ることによって、自分の気持ちがどんどん癒されていって、「ああ、私だけじゃないんだ。こういうときはこうなんだ」というのを知って、本人にお会いすることですごい力をいただいて今まで生きてきました。今年やった3回目のがんというのにも耐えてくることができたと思います。

 

術後のグループでの活動をいうのが、新聞にも出ていたことがありましたけども、これが本当に、最初からこういうのがあると知っていたらあれほど悩まなかっただろうなと今は本当につくづく思っています。