診断時:60歳代後半

インタビュー時:診断から3年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:

備考: 

下↓の▶ボタンをクリックして音声を聞く事ができます。

 

自分で入院している間はやっぱり、手術した日とかはそういうのはあれですけども、病院にいても、大部屋にいても、みんなとそんなに話をするわけでもないから、友達でも家族でもいいから、ちょっとでも顔を見せてくれて話すとか、そういうのができれば、私は自分でもうちょっといいんでないかなという気はあります。

 

私は入院しても何しても、小部屋に入るのは大嫌いなんです。一人でいるのが嫌だから。いつでもどこの病院に行っても、大部屋に入れてくださいって言うんですよね。そうすれば2~3日いるうちにお友達ができて、隣の人とでも話ができるようになるので、小部屋とかそういうところに入るのは絶対に嫌です。大部屋に入って、みんなと友達になってお話ししたりするのが自分にもすごくいいなという感じがします。その人によりけりで、絶対に小部屋でないとだめだという人もあるけども、私の場合だったら、自分ではやっぱりみんなとお話しできたり何かするのがすごく癒される部分があります。

 

病院だから、あまりいっぱいお友達が来ても大変だけれど、1日に1人とか2人来て、ちょっとお話でもして、行き会ってくれるのがすごく自分ではいいなという感じがします。人が来てくれて嫌なときもあるけども、やっぱりどっちかというと、みんなと話したり何かするのがすごく自分ではいいなという感じがしますね。病院にいる間は看護師さんもみんな良くしてくれるからね。

 

――ご家族のかかわりとしてはどうでしたか。どこのあたりがありがたかったなって。

 

私は抗がん剤をやっている間、口内炎ができて全然だめで、抗がん剤をやってくれば具合も悪いし、家に来るとただ寝ているだけなんだよね。それが一番本当につらくて。

 

私の友達が今、A病院に入院して抗がん剤をやっているんだけども、その人に聞けば「そういうのが全然出てないからすごく元気が出たよ」って言われるんだけども、私の場合は特別出たらしくて、大変であったんだよね。やるたびに。

 

嫁さんも1週間くらいずつ通って来てくれたので、それはすごく助かりましたよね。やっぱり抗がん剤をやっている間は、本当に家族の人の助けがなければとてもじゃないがやっていけないような感じ。私も抗がん剤をやったあたりは、おばあちゃんもいてくれたので、やっぱり来ていくらかでもお話ししてくれて助かりましたけども、一人でいるんだったら本当に気が狂いそうだよ。(笑)抗がん剤をやっている間は本当にみんなに助けられて。