診断時:50歳代前半

インタビュー時:診断から8年(2009年)

性別:女性   保健医療圏:青森地域

世帯状況:

備考: 

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「患者会」に入ったきっかけは、うちに来たお客さんが、今日、午前中に受けたお客さんがいるんだけれども、その方が来て、たまたまこういう話をしたから、私はそのときは、乳がんの手術が終わって店に復帰していたときだから、そういう会があったらちょっと行ってみたいって。

 

やはりがんをやった人でないとわからない話とかがあるんだよね。身内の人に言っても、ただの慰めでしかないし、でも、自分でいろいろな不安とかがあるじゃないですか。病気に対しての心配ごとが。そうすれば、この会に来ると、やはり同じ病気の人に聞いてみたり、いろいろなことができるから安らぐのかな。わからないけれども、ホッとするのかな。だから、次はいつかなと楽しみ。ただ来て、お弁当食べたり、どうのこうのと言うのだけれど。

 

――どのくらい開催しているんですか。参加は月に1回とか?

 

2カ月に1回くらいかな。それを楽しみにして出てきます。

 

――郵送されてお知らせが来るんですか?

 

そうです。

 

――やはりちょっと違いますか。

 

うん、違うね。みんなの元気な顔を見ていると、こうしていられないとか。だって、もっとひどい人がいっぱいいるから。転移したとか、何カ所にも転移したとか、そういう人がいっぱいいるし、それでも元気で、ああいうのを見ると、私なんかはまだまだと思って励みになって。結構年配の人も多いんだけれど、そのパワーが。

 

――女性の方のほうが多いですか。参加されてみて実感としては?

 

女性の方のほうが多いかもわからないね。でも、青森の場合は男性が多いね。男性、女性に関係なく同じ会でやるんだけれども、みんなで発表し合うけれども、同じ仲間というか、男女関係なく、平気で乳がんのことでもいろいろな病気、同じ病気なんだから、がんなんだということで平気で話せるのね。

 

――男性の方にも? そういう部位が違うと女性にしかわからない部分があるかと思うんですけれども。

 

そう思ったんですけれども、そうでもなかったのね。男性の場合でも、何とかの薬を飲んだら女の人みたいにおっぱいが出てきたとか。2人くらいいましたよ。「えっ、そうなの?」とか、そういう話もあったり。

 

――治療でね、やはり。

 

そうらしいんだよね。そう言っていました。だから、同じ乳がんの人ばかりじゃなくていろいろながんの人がいるから、すごくためにはなる。参考にはなるね。

 

――一つは情報集めに、聞きに来るというのと、あとは、安心を求めるということですか。

 

うん。それとやはり、自然と友達になっちゃうんだよね。普通の友達とは違う友達みたいな感じ。