診断時:40歳代前半 インタビュー時:診断から31年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:上十三地域 世帯状況: 備考: |
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それで、不満が一杯になって、外来が終わっても家に帰らないで、いつもボヤーっとして外来の待合室にいたんですね。そしたら、たまたまもう一人の方もそういう思いをしている人がありまして、その人と仲良くなって、やっぱり、訴える場所が必要だねということで、(患者会)をつくる切っ掛けになりましたった
――そうなんですか。
そのころ、私はA組合に勤めていたものですから、「じゃあ、あんた事務局をやれよ。「私は人集めをするから」ということで、2人で、そっちが発起人になって、私が書くほうになって、それで(患者会)をつくったんです。その(患者会)の育成と同時に、私のがんに対する気持ちというのがだんだんできて来て、A組合の仕事も何とかできるようになったし、A組合でもまた、貧血の検査ばかりじゃなく、もう少し大きな検査をしなければならないというので、一般健診みたいなことをやり出したんです。部落のみんなのところを歩いて。保健師とか病院の先生は、お金をいっぱいかけてA市から頼んで来てもらいました。そのときはまだ、市の健診なんかをやっていないときなんです。私たちがやって、7~8年してからB市も動き出して、一緒に健診をやり始めたんですよね。