診断時:60歳代後半 インタビュー時:診断から2年(2009年) 性別:女性 保健医療圏:八戸地域 世帯状況:夫婦のみ 備考:正確には虫垂がん |
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――お料理とかできないとなると、お食事はどうされてるんですか?
うちでやってもらってる。
――やってくださるならいいですね。
何にもやらなかった人が、いざとなればやりますよ。洗濯一つ、ご飯一つ炊いたことがない人が全部やるようになって。だから、「私いなくなっても一人で生活できるよ」って言ってるの。(笑)
――これまで全くやらなかったのに?
やらない。だからね。入院している間、洗濯したのも、ネクタイも洗濯機に入れてコンブみたくしちゃったり、毛糸のウールを洗濯機にかけて、こんなに小さくなっちゃったり。最初は失敗したけど、最近は慣れてきたんじゃない? だから、人間って一つ一つ覚えていくからね。
――じゃあ、今は結構助けてもらってるんですか?
みんなやってくれるからね。まず、朝は全部やってくれる。私、仕事しているところから家が近いから、昼を食べに家に帰って、夕飯の支度ぐらいはやってきちゃうわね。そして、仕事やるから。帰ったら7時だけど、食べられるだけにしてきて。
――今もですか?
今は私、やってる。昼というか夜ごはんの支度はね。手袋したり。(手袋して)