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    • 未成年者の禁煙相談実施医療機関・禁煙治療医療機関の紹介
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      • ~リレー・フォー・ライフがなかったら~ がんを体験したからこそ伝えたい思い~メッセージ~
      • ~たくさんの人に助けられて、そしてがん患者会~
      • ~たくさんの人に助けられて、そしてがん患者会~ がんとわかったきっかけ
      • ~たくさんの人に助けられて、そしてがん患者会~ がんと知った時の気持ち
      • ~たくさんの人に助けられて、そしてがん患者会~ 治療(手術や入院)について
      • ~たくさんの人に助けられて、そしてがん患者会~ 家族への思い・家族の思い
      • ~たくさんの人に助けられて、そしてがん患者会~ がんを体験したからこそ伝えたい思い~メッセージ~
      • ~病気になっても~
    • 院外がんサロン
  • がんを予防する、早期発見する
    • がん検診
    • がん予防
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    • 青森県のがん医療の状況
      • 5年生存率についての注意事項
      • 5年生存率 表の見方
      • 5年生存率(県病・全がん協)
      • 5年生存率について
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    • 各種がんの解説
    • 診断・治療方法
    • セカンドオピニオン
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  • がんを学ぶ(医師へのインタビュー集)
    • がんとは
      • がんとは
      • 生存率と早期発見の重要性
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      • がんの治療方法
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        • 免疫療法
        • 代替療法
      • セカンドオピニオン
      • 緩和ケア
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        • がん家系
        • 飲酒とがん
        • 年齢とがん
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        • 食生活とがん
        • 肥満とがん
        • がんに関わる要因
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        • がん検診
    • 緩和ケア
      • 緩和ケアの理念・歴史
      • がん医療における緩和ケアの役割
      • 痛みについて
      • 緩和ケアの開始時期
      • 緩和ケアを提供する人
      • 緩和ケアが提供される場所
      • 緩和ケアを受けるために
      • 緩和ケアの体制づくり
      • がんが進行しても、見捨てない地域づくり
    • 肺がん
      • 肺がんとは
        • 肺の構造と肺がん
        • 肺がんの原因と予防
        • 肺がんの種類
      • 診断
        • 発見
        • 気管支鏡検査
        • 術中迅速診断
        • 診断方法
      • 病期(ステージ)
        • 病期(ステージ)ごとの治療法
        • 病期(ステージ)
      • 治療
        • 内視鏡治療
        • 手術療法
        • 治療法
      • 治療の副作用
      • 再発
      • 生存率
    • 乳がん
      • 乳がんとは
        • 予防
        • 乳がんとは
      • 症状
      • 診断
        • 細胞診・針生検
        • 診断の方法
        • マンモグラフィー検査
        • 超音波検査
      • 治療
        • 治療方針の決定
        • 外科療法
          • リンパ節の切除とセンチネルリンパ節生検
          • 乳房切除術と乳房温存術
        • 薬物療法
      • 病期(ステージ)
        • 進行度
        • 再発
    • 肝臓がん
      • 肝臓がんとは
      • 検診
      • 肝がんと肝炎ウイルス
      • 症状
      • 検査と診断
      • 病期(ステージ)と治療法
      • 治療
        • 抗がん剤治療
        • 肝移植
        • 標準的な治療法(手術、カテーテル療法、ラジオ波焼灼法、肝移植)
      • 治療後
      • 生活上の注意
      • 最近の動向
    • 胃がん
      • 胃がんとは
        • 胃がんとは
        • 罹患率と死亡率
      • 症状
      • 検査・診断
        • 進行度
        • 精密検査
        • 胃がん検診
      • 治療
        • 入院と外来
        • 臨床試験
        • 免疫療法
        • 抗がん剤治療の副作用
        • 化学療法
        • 放射線治療
        • 手術療法
      • 経過観察(手術後の通院)
      • 再発・転移
        • 転移
        • 再発
      • 感染症と予防
    • 大腸がん
      • 大腸がんについて
        • 大腸がんとは
        • 原因と予防
      • 症状と診断
        • 症状
        • 診断
      • 病期(ステージ)
      • 治療
        • 免疫療法
        • 放射線療法
        • 術後成績と化学療法
        • 手術
      • 経過観測と検査
      • 転移
    • 子宮がん
      • 子宮がんとは
      • 症状
      • 診断
      • 病期 (ステージ)
      • 治療
      • 再発
    • 前立腺がん
      • 前立腺がんとは
        • 前立腺がんとは
        • 原因と予防
      • 症状
      • 診断
        • PSA検査
        • 超音波検査
      • 治療
        • 化学療法
        • 内分泌療法(ホルモン療法)
        • 放射線治療
        • 手術療法
        • 治療の概略
      • 再発・転移
        • 転移
        • 再発
  • がん患者の体験(がん体験者へのインタビュー集)
    • 乳がん
      • 発見
        • 異常の発見
          • 娘が1歳くらいのときに母乳ではない出血があっておかしいと思った
          • 病院では乳腺の腫れと言われ、その後痛みはとれた。しかし3ヶ月後にしこりができ、放っておけばがんになると言われた
          • ちょっと胸を触るとコリコリしていた。それを知人にも触ってもらったところ病院にいったほうがいいと勧められた
          • 胸がズキンズキンと痛くなったが、乳がんは痛くならないものだと思っていた
          • 昼寝のとき胸が引っ張られる感じがして、がんだと思った。次の日病院に行ったら乳腺の腫れと言われた。
          • 乳がんによるしこりだとは思わず、ゴツゴツした豆腐カスみたいなものだと思っていた
          • バイクに乗っている時に腕が重い感じがした。母親ががんだったため気になって、何気なく胸を触ったらしこりのようなものを感じてまさかと思った
          • しこりができて病院にいったら乳腺といわれたが、微熱がある感じや体調への違和感があった
          • 疲れやすかったりだるかったりしていたが、それは夫が亡くなった後の心労がたたったと思っていた。そのため、しこりを見つけてもすぐに乳がんだとは思わなかった
        • 乳がん検診
          • 触診に異常はなかったが、医師にお願いしてマンモグラフィーを受けたら異常がみつかった
          • 胃がんには気をつけていたし、子宮も摘出したことがあるが、乳がんは調べるのを忘れていた
          • 乳がんや子宮がんは手軽に検診を受けられるものではないからおろそかになってしまう
        • 診断のための検査
          • マンモグラフィーで精密検査の必要性がわかった。その後、診断のためにCTも撮ったし細胞検査もした
          • 授乳の際に出血があっておかしいと思っていたのだが、組織検査を3回受けても異常はなかった。しかし別の病院で異常を指摘され、組織検査をした
          • CTをとってからマンモグラフィを撮ったが、マンモグラフィは言うほど痛くなかった
          • 1回目の細胞検査が失敗し、2回も針を刺されて検査を受けた。そんなことあるのかと思った。
          • 手術台で皮膚を切って細胞をとって検査をした。結果は、そのままにしておいたらがんになるといわれた
        • 診断されたときの気持ち
          • 告げられた時は頭の中が真っ白になり落ち込んで、がんのステージといった詳細は5年目にして初めてきけた
          • 病気というものがどういうものかもよくわからなかったから怖くなかった。
          • 家族もがんにかかっていたし、やっぱり自分もそうなんだと驚きもしなかったし、心が座っていて平常心を失うことはなかった
          • また異常なしといわれると思っていたらがんだったのでいきなりがんが見つかるよりも返ってショックだった。
          • しこりも何もなかったから手術と言われても診断は間違いだと思っていた
          • たとえ母ががんにかかっていても、自分は健康だと思っていたからショックを受けた。これからどうしようかと思った。入院と言われて半分以上は死を覚悟した
        • 病院・医師の選択
          • 後回しと言われないようA病院にいった。乳がん治療についてはわからないが、婦人科の名医もいると聞いたことがあったからよいと思った。
          • 義父にはB市の病院を勧められたが、付き添いが必要だったこともあり、母が来られる近くの病院にした
          • 徒歩でも行けるA病院が一番近かったので、冬になれば通うのが大変になるし、他の病院に行くことは考えなかった。
          • 検診のときから診てもらっている先生にお願いしたいと思った
          • いつもA病院の先生に従っている。たまたまいい先生にめぐり合えたからよかった。
          • 周囲の経験を参考に自ら病院を選択したが、執刀の先生は自分で選べなかったけど運よくいい先生にあたった
        • 治療法の選択・意志決定
          • 自分はがんだという気持ちが強かった
          • 今こそそういう話ができるようになったが、当時はセカンドオピニオンというものはなかった
          • 他の治療よりも今後長く生きられるという言葉をきいて、医師も勧めてきたこともあり全摘にした
          • 途中で治療をやめたいと思ったが、娘や医師に言われて続けたからこそ今がある
          • 医師からは温存術の話もあったが、再発の恐れもあるので私から全摘をお願いした
          • 全部取ったほうが一番さっぱりするのかなという感じ
          • ずっと診てくださった先生だから頼っていたし、よそへ行こうとは思わなかった
          • 1回目のときはセカンドオピニオンの情報もなかったが、2回目では安心して医師の話をきけていたのでセカンドオピニオンについては考えなかった
      • 治療
        • 手術療法
          • 早期だったし、とって取ってしまえば後は大変じゃない。
          • 過去の乳房切除術を受けた経験と比べて、身体への負担がだいぶ違うことを身をもって感じた。
          • 眠っていたから、朝までわからなかった。
          • 意外と傷口はぜんぜん痛くなかったけれども、傷の絆創膏に負けて化膿してしまった。
          • けっこう大きくなっていて、悪性のものだといわれた。手術後は傷がなかなか治らず苦労した。
          • 二度目のとき、化学療法も薦められたが私は「切ってください」っていって切ってもらった。
          • 手遅れになったり再発することを考えたら、私は、全部取ったほうがいいかと思っています。
        • 乳房再建術
        • 術後後遺症とリハビリテーション
          • 同室者と一緒に毎朝ラジオ体操をした。
          • お風呂にはいって、腕を回す訓練を一人で続けた。
          • 普段の生活の中で、つい忘れて手を伸ばしていたことが効果になった。
          • 肩の痛みに対して、冷えないように掛け物や衣類で気をつけている。
          • 痛みで休んでばかりいたが、こうしちゃいられないという気持ちになって店を再開した。
          • 退院後、母の介護と家事を続け精神的に追い込まれていった。
          • 背中が痛かった。私はきっと背中も悪かったんだと思った。
          • 痛みの中で手抜きの家事をした。主人も大目に見てくれた。
          • しびれが辛くて、身体が洗えない。
          • ザラザラって痛くて、右手でご飯をご飯をよそうへらを持つのも大変だった。
          • 退院したときはなかったけど、去年から痛くなった。
          • 5年間、傷の引きつり感が続いた。
        • リンパ浮腫
          • 本を買って、自分でどこをマッサージすればいいか全部調べた。浮腫になってだいぶ経ってから医師からマッサージのことを教えてもらった。
          • ふつうに仕事をしていたってむくむもの。かばいすぎるのではなく積極的に使おう。
        • 薬による治療
          • 医師からホルモン剤の減量を勧められたが、心配だったので少しずつ減らしてもらった。
          • 先生に言われるように5年間のホルモン剤を飲み、副作用もなかった。
          • 医師に抗がん剤の中止を相談した数日後、「やっぱりどうしてもやめます」と伝えたら「そうですか」といって、抗がん剤の治療をやめることになりました。今は精神的に安定した状態でいます。
          • 髪の毛は、治療の後半にぱらぱら落ちてくる程度でした。
          • 口内炎が続く中で抗がん剤をするのが一番苦しかった。遠方に住む嫁に助けてもらった。
          • 吐き気が軽減したタイミングで食事を取った。
        • 放射線療法
          • 皮膚が焼けて黒くなった。
          • 近くの中学校に通う子供が、家のものが作った差し入れを届けてくれて、それを食べていた。
          • 放射線科の先生が必ず放射線をかけたところに異常ないか、全部体に触って診てくれるので安心できるんです。
          • 放射線治療のあとA町に寄ってご飯を食べたり、買い物をして歩いたことが良かったのかもしれない。
          • 遠方の病院まで、主人に車で送ってもらって通い続けた。
          • 手術をして抗がん剤が終わった後、すぐに放射線を25回、毎日通った。お友達が毎日おかずをつくって来てくれてすごく助かった。
          • 25回は大変だったが、仕事もしながら、同じ時期に放射線療法を受けていた娘と一緒に通い続けた。
        • 脱毛の影響
          • 髪の毛がいつもより抜けたので、薬のためかと思った。
          • ガバッと抜けてつるんとなっちゃいました。娘が買ってきてくれた帽子をかぶって過ごしました。毛という毛が全然なくなってしまってびっくりした。
        • 補完代替療法
        • 入院生活
          • 家に帰ったら働かなければいけないから、ゆっくり入院していた。
          • 一人部屋で気を使うことなく自由になれた。
          • 何でこんなときに自分ががんに・・・と、自分で自分の殻の中にすっかり閉じこもって過ごしました。
          • 体重は減りましたが、よく食べました。
        • 医療者との関係
          • 引き継ぎがされていて、よく理解してもらえ安心して病院に通っている。
          • ちょっとでも傷に触って、こういうところは大丈夫だよって言う一言があると安心して帰れる。
          • 進行性だったがよく頑張ったねといわれて、ホロッとうれしくなった。
          • 手術後、看護師が「走るとゆれるから胸を少しとってほしい」と冗談で話しているのを聞いて傷ついた。
          • ある医師からの何気ない言葉が、すごくショックで傷の痛みより心の痛みのほうが後を引いた。
          • 今は、360度まではいかないけども、340度くらい変わりました。今は良く聞いてくれます。今はいいなと思います。
          • 昔は、自分の聞きたいことが医者から返ってこなかった。
          • いい先生に恵まれました。
        • 情報収集
          • 確実なのは専門家からアドバイス。「患者会」は自分の気持ちの処理に役に立つ。
          • 患者会をきっかけに保健師とも結びつきがいっそう濃くなった。
          • 病気をする前は、よくテレビや新聞などで健康のことなどを見ていたけれども、いざ自分でなったら、そういうのは一切見たくなくなりました。最近はやっと見れるようになった。
          • 健康の講座があれば、がんの関係のものは応募ハガキを出して行くようにしている。
      • 再発・転移
        • 再発・転移の兆候と診断
          • 術後の後遺症があったため、定期的に通院していた。定期的に検診を受けていたからこそ再発が早く見つかったと思う
        • 再発・転移の治療
          • 1回目は全摘をして、2回目は娘の意見もあり温存術にしたが、それでよかったと思う
          • 1回目の治療でも温存術ができたなら、取ったことでこんなに苦しまなかったと思う
          • 苦しい思い、特にひどい吐き気をこれ以上経験したくなかったので2,3回目の抗がん剤治療は自分から断った。今は患者会の友達と会えるのが薬。
      • 生活
        • 再発予防と体調管理
          • がんも大事だけど、脳のほうも大事なので、年に1回脳ドックをやっている
          • 人間ドックとCTを受けて、膀胱のポリープもみつかった
          • 人間ドックを10何年も受けている。検査が一番大事なことだと思う
          • 周囲の勧めでサプリメントを飲んだりもするが、最終的には医師の指示に従う
          • 食べ物には一番気を遣って手をかけて普段は家でも食べる。疲れたら休むことも心がけている。
          • 友達に相談して取り寄せてもらったサプリメントを飲んだら食欲がでた
          • 健康すべてには気をつけようとしている。歩いたほうがいいと言われるが、膝に悪いので自転車に乗っている。油ものはなるべくとらないようにしている。
        • 再発の不安
          • 再発の不安は常にあるものだが、健診することで安心感がでる
          • 喉が痛むと咽頭がんなのではと思ってしまうほど、どこか痛むようになると再発したのではないかと心配になる。10年経ったから安心というわけではない。
          • 再発の不安はいつもはなれないもの、でも怖くはない
          • 1,2年前はどこかが痛むと落ち込んでいたが、よくなった。大腸ポリープがあったため、大腸がんにも気をつけている
          • いつ再発してもいいような心構えと、健康診断を受け続けることが大切
          • いつまたどこにがんができるかわからないから、人間ドックを受けている
        • 経過観察の検査
          • 医師から病院に来なくていいと言われるまで最低10年は行く。10年は最低でも必要だと思う。
          • がん家系であったため、しょっちゅう胸を触るなどして気をつけていた
          • 骨シンチ検査は1年に1度、数年行ったが、あるとき突然「あといいよ」と言われてなくなった。
          • 放射線の画像検査や採血検査を半年に1度実施している。外科の診察は年に1度行っている。
          • 手術後に、どこまで手が上がるか確認するようにしていた。家事や体操を毎日することで上がるようになった。
          • 検査すれば異常なしで来ており、昨年からRIもやらなくていいことになった。
        • 自分が思うがんの原因
          • 夜遅くまで起きているのが原因ではないかと思うが,それだけではないと思うのでよく分からない。
          • 父が早くに亡くなっていることもあり、がん家系なんだと思っていた。そのため、しょっちゅう胸を触ったりして注意はしていた。
          • 健康だけが取り柄だったからがんになったのは不思議.がん巻き(がんの家系)が原因かと思う。
          • 生活指導員の仕事ではプライベートでも仕事のことをずっと考えていた。そういうストレスが溜まって病気になったのかもしれない。
          • 仕事も忙しい上に、家では義理の両親2人を抱えていた。土日も休みなしで仕事をしていたこともありストレスで病気になったと思う。
          • 家庭内でのストレスが原因ではないかと思っている。
          • 大家族に嫁にはいって,からだを粗末にしすぎたから,がんにつながっていったかもしれない。
        • 病気と仕事の関わり
          • 最初は仕事に不安もあったが、上司の理解もあり、行きたいという希望の方が強かった
          • 右手の力が入らないため農作業はとても苦労しているが、近所の人には理解してもらえない
          • ある程度回復してからまた仕事を始めるようになった
        • 経済的負担
          • 高額医療は使ったが、民間保険にははいっていない上に収入も減ることになり、経済的にはたいへんな状況だった。
          • 青森県の場合、治療費だけでなく病院までの移動にもお金がかかる。医療費については保険で自己負担はなかった。
          • 高額医療は市役所からちゃんと知らせが来るので知ることができた。
          • いままで働いてきたのはがん治療のためだったのかもしれない
          • 奇跡的に民間保険にセットで入っていたため医療費は助かった。個室に入ることもできた。
        • 周囲の人との関係
          • 患者会に入ったことで病気のことを内に秘めるのではなく言えるという環境に救われた。逆に会社では噂をされるのが嫌で話したくなかった。
          • 体調が落ち着くまでは、見舞いは遠慮してほしいが「来るな」とも言えない。
          • 病気のことは職場の人や隣近所の人に話す必要はないと思ったし,話さないで済むのであえて話さなかった。
          • 娘の姑が、本屋で食事療法の本を見つけたといって送ってくれた。
          • 昔はがんという病気が恥ずかしい病気というイメージがあった。自分の体ことより家の人に申し訳ないなという気持ちだった。
          • 周りの人からがんになった原因について、容易に言われることが嫌だった。
          • 家に閉じこもらないように、妹が大正琴や絵手紙の先生を紹介してくれてありがたかった。
          • 家事は夫にまかせられず、退院を早めて帰ってきた。
          • 家事を何もやらなかった夫が、いざとなればご飯や洗濯をやってくれるようになった。
          • 周りの人に言いたくないという想いがあり,盲腸手術をしたと嘘をついたこともあった。恥ずかしくて,人に言いたくなくて辛かった。
          • 最初の頃は恥ずかしくて周りの人には話せなかった。だんだんと時間が経って自信がついてきたのか周りの人にも普通に話すようになった。
          • 病気になってからうつ病のようになっていたが,仕事を短時間からするようになった。仕事で人と話したりする時間ができたことで救われたと思う。
          • 職場の人とは普段と変わらない振りをしていた。陰口を言われたこともあり、傷ついたこともあるが、上司の「必ず戻ってこいよ」という言葉に救われた。
          • 親戚には病気のことを話していたが,会社の人には本当に親しい人にしか話していない。
          • お店のお客さんやその知人などに対してもオープンに病気のことを話している。元気な姿を見せて,安心してもらいたいという気持ちもある。
        • 家族の思い・家族への思い
          • 乳がんになったことは全て隠さず話したところ,子どもは動揺していた。
          • 入院中に母親が隣のベッドに入院している人の手伝いも一緒にやってくれた。親不幸だなとも思ったが親っていいな、とも感じた
          • 同じ乳がんで亡くなった双子の妹から患者会を紹介してもらった。
          • 切除した乳房を見たときの娘や孫の反応は素直だったので、冗談を言って笑いあっていられる。
          • 病気をしたことをきっかけに、同居していた姑と別に暮らすようになった。
          • 最期は家で死にたいと考えている。みんなにありがとうを言って死にたいと考えている。
          • 次女は母親をみていて検診を受けているが、長女は度胸がないのか検診を全然やらない。
          • まずは身内から、身近なものからと想い、娘には検診を必ずすように話している。
          • 父、姉、兄、妹ががんである「がん家系」であった。だからこそ、自分の子供たちには遺伝して欲しくない。
          • 夫はトイレに行くのもやっとの状態で、病院に行くのもすべて付き添っていた。夫が亡くなってからがんが見つかったから、手術も入院もできたと思っている。
          • 夫は自分が弱みを見せたら私がもっと弱くなると思ってか、気丈にふるまってくた
          • 病気をしてから夫が何かと手伝ってくれるようになった.病気をすると,人のありがたみが良くわかる。
          • 夫は心配してくれているため何も言わないが、「元気でいてくれ」「長生きしてくれ」と言われたときはつらかった。
        • 家族のがん体験
          • 夫は肺がんが見つかったときには余命3ヵ月を宣告された。
          • 4年前に妹が乳がんで亡くなった。その夫も胃がんで今年亡くなっていて、夫婦ふたりとも自営の仕事でとても忙しくしていた。
          • 姉は大腸がん、息子は肺がんだったが2人とも見つかったときには手遅れだった。
          • 母親は地域で検診を勧める役目であったにもかかわらず、卵巣がんが見つかったときには進行していた。
          • 亡くなった弟は入院するのが嫌で、自分の希望により家で最期を迎えた。
          • 夫は肺がん、兄は前立腺がん、姉は大腸がんであった。兄、姉は早期発見だったのでいまは元気にしている。
          • 父が胃がんでなくなっている。当時はがんと言われれば手遅れの時代だった。
          • 自分が2回目の手術をしているとき、娘が同じ病院で乳がんの手術をした。お互いで病人が病人を立ち会いする状況だった。
        • からだ・心・パートナーとの関係
          • 温泉の家族風呂で背中を流してもらうときにこういう体なんだとさりげなく見せた。
          • 自分としては乳房切除したことを割り切ることが出来たが、温泉などでは人の目が気になるし、相手に不快感を与えるかと思ってしまう。
          • 女性としては人に見せたくないし恥ずかしい。首があまりあいた服は着ないようにしている。
          • 夫へからだを見せることに抵抗感をどうしても感じてしまったことを夫は理解して待ってくれた。病気をしてから夫婦のきずなを感じている。
          • ブラジャーは病院でも売っているため病院で買っている。
          • 温泉に行ってもみんなに見せるのがイヤ。患者会でのバス旅行の時にはみんなで見せ合ったりもした。
          • 周りの人に知られたくないという想いがあるため、パットのズレを気にすることがある。
          • 3年くらいは見ることもできず、温泉も行かなかった。3年過ぎたら心にゆとりが出来てタオルをかければ温泉に入れるようになった。
          • 銭湯とか温泉では人さまの前なのでダメだけど、家族には見せている。
          • 病気になる前は旅行に行くことも多かったが、泊りがけで温泉に行くことはなくなった。
          • 初めは傷を見られなかった。いまはたまに鏡で見ると傷が薄れてきたように感じる。
          • 迷わず手術をきめたが、はじめて見たときはショックだった。病院でもお風呂のときにチラチラ見られているような気がして気になった。
          • 全部取った衝撃からずっと尾を引きずってしまい、親にも言えなかった。
          • 年齢が若くなかったから良かったなと思っている。しかし、孫には裸を見せられなかったり、洋服を気にしてしまったり、本当には受け止められていない自分がいる。
          • 再建術も考えたが、青森近隣では出来ないと思った。患者会に参加することで落ち着いた面もあったが、がん腫によって自分と比べてしまって劣等感を感じてしまうことも…。
          • 乳房を取ったということは大きなショックだった。若い女性だったからこそ、嫌な病気だと思う。
          • 手術の後にお風呂に入る時も自分の体を見ることが出来なかった。女性であるということの悲しさはすごかった。
        • がんと生きる
          • 生きた分が自分の命なんだ、もうかった命なんだと思えば、すごく気が楽になった。
          • うつ病のようになってしまったとき、仕事と家のことをやることで救われたと思う。
          • 自分は3回がんをしてもこれだけ元気。自分が元気な姿を見せて、落ち込んでいる人が少しでも元気になれたらと思う。
          • 病気になって周りの人に対する思いやりができた。本当にみんなに感謝している。
          • 1回目のがんから15年たち、3回のがん経験を経ても生きたという自分の証があるからこそ、すごく楽な気持ちで受け入れられる。
          • 病気をしても自分の好きなことをすることが最高。旅はすべてを忘れさせてくれて「病気に勝たなくては」という気持ちにしてくれる
          • 長い年月がかかったが、がんに感謝して楽しく生きることが出来ていると言える。
          • 病気とともに生きていくという気持ちが大事だと思う。
          • 今は自分を一番大切にしようと思っている。
          • 病気になってますます強くなった。自分のことは自分でやるということが何でも大事じゃないかと思う。
          • 病気をしなかったら自分を粗末にしていると思うのでこの病気に感謝している。
          • いろいろな経験も授業料だと感じている。
          • 心配がないと言えばうそだけど、なるべく後ろを向かずに前向きに、趣味を持つことを始めた。
        • 支えとなるもの
          • 入院中同室だった患者との付き合いがいまでも続いている。同じ病気を持った仲間と出会えたことは貴重なことだった。
          • がんへの向き合い方がわからない状況のとき、患者会の記事をみて仲間に入れてもらうことになった。患者会はなくてはらなない存在になった。
          • 自分の我が強いのもあり、家族に助けてもらおうとは一切しなかった。心細い面については、患者会でカバーしてもらった。
          • 会長のAさんとそのサポートをされているBさんがいなければ違う意味での病人になっていたと思う。
          • 自分の精神的な部分が回復できたのは、患者会で行われれる年1回の総会で全国大会に出かけられたこととその喜びだと思う。患者会のみなさんに会えることを力にして生きている。
          • 最初の入院のときに同室だった同年代の乳がんの患者に励まされ、勇気付けられた。
          • 入院中は母親が毎日朝から晩まで一緒にいてくれた。
          • 入院している間は大部屋に入って同室の人とお友達になったり、話をすることが良かった。また、抗がん剤のときには、家族の人の助けがなければとてもやっていけなかったと思う。
        • 患者会
          • 先に乳がんになった同じ職場の人からの紹介で会に入会した。
          • 会の雑談の中でいろいろな情報は入ってくるが、がん腫もばらばらなのですべてが自分のためになるものばかりではない。
          • がんの仲間がそばにいることが大事なこと。もう一つ患者会に入っていたが、運営面での意見が食い違って退会した。
          • 集まった人たちからいろいろな情報をもらうことが出来て助かっている。
          • 乳がんの人たちだけの集まりが青森地域にもあればいいのにと思う。
          • 会に来ると同じ病気の人の話を聞いたり、いろいろなことが出来るから安らぐ。
          • 患者会から得ることができた情報があった分、2回目、3回目のがん治療のときは気持ちが楽だった。
          • もし、がんで悩んでいる人がいたら、患者会のことを知ってほしい。この会があるから深刻にならずにいられている。
          • 10人いると10人の考え方が違う。それをよく聞いて、自分の生活に当てはめて考えてみる。
          • 患者会の食事会に参加したいために退院を1日早めた。このグループの存在がほかのお薬よりも一番効く薬だと思っている。
          • この場所では皆さんの気持ちが通じ合っているので、いろいろなこと話しても割といいかなと思っている。
          • 同じ病気の人だと何を言ってもいろいろと参考になるので入って良かったと思う。
          • 健常者ではわからない心の痛みが分かり合える。話を聞けば元気でよかった、と励みになる。
          • 活動も低下しているかもしれないが、みんなの顔を見て励まされるということで十分会の目的を果たしていると思う。
          • 会が出来たとき、一番初めに入会した。同じ病気の人と話をする場がそれまでなかったが必要だと思った。
          • 自分のようなものを一人でも救いたいという気持ちで発起人として会運営をしてきた。
          • 事務局の経験ではいろいろとあったが、事務局をやることでみんなの気持ちもわかるので満足している。
          • 外来の待合室で知り合った人と一緒に患者会を作ることにした。患者会の育成と同時に、自分のがんに対する気持ちがだんだん高まってきた。
          • 会の運営やがんフォーラムでのイベント運営について(説明)
          • A患者会の運営内容について(説明)
        • 他の人へのメッセージ
          • 早期発見しなさいよということを他の人にも教えてあげる意味で、堂々と隠さないで浴場に入るようになった。
          • 早期発見すれば誰でも大丈夫だと思う。だから,検査はしておかないと駄目だと思うので娘にも言っている。
          • 早期発見のための健診が一番大切。また、気持ちを強く持たないとだめかなと思う。
          • 痛い、怖いじゃなくて、自分のため、家族のために検診はするべき。触診だけでなくマンモグラフィーをやるべきだと思う。
          • がんは老人の病気だって言われるけど、若い人でも安心せずに検診をしてほしい。
          • 仕事を辞めてからも自分で趣味をもてるように、準備をしておいた方がストレスも少なくなるのではないか。
          • コロコロ(胸のしこり)がなくても乳がんと診断された。コロコロが一番の印だと言うけど、それがなくても調べてもらった方がいい。
    • 胃がん
      • 発見
        • 自覚症状と受診のきっかけ
          • 何か食事が下がらないな、胃に2時間くらい留まっているなというのが気になっていました。
          • 別におかしいとか、そういうのは全然なかったです。
          • もう一度、他の病院で、胃腔検査と内視鏡をしました。
          • 毎年検診を受けて4回目、4年目。もう一回やりなさいと通知が来て、病院に行ったら、がんだって。
          • あとで考えれば、ちょっと疲れやすかったかなということはありました。
          • 胃は丈夫な方ではなかったけど、それまでの健診では「異常なし」でした。
          • ちょっと疲れるけど、これは散歩している関係かなと思って、別に考えていなかったんですよ。
          • すごくみぞおちが病んで痛くて、いやぁと思って病院へ行ったんです。
        • 病院の選び方
          • 病院からすぐ来てくださいと電話がきて、大きな病院をすすめられました。
          • 知人から東京にいいお医者さんがいるから紹介するよと言われ、子供も東京にいるから、東京へ行くことにしました。
          • 大きいほうの病院がいいんでないかと思って。
          • 自宅に近いところがいいかなと、B病院を紹介してもらいました。
          • B病院が家に近かったので、そちらにいたしました。
        • がんと聞いた時の気持ち
          • 全身に何か不安なものが走るという感じでした。
          • えっ、私がどうしてがんになるの?と思ったんです。
          • 胃がんは、神経質で几帳面な人が多いっていうけど、私が胃がんというのは意外でした。
          • 大概、がんというと死と直結するイメージがあるじゃないですか。精神的な恐怖というか、どうなってしまうんだろうとか考えました。
          • 大丈夫、がんは手術すれば治るからと、自分で自分に言い聞かせていました。
          • 「あだわいできている」と、受けるほうは素直に受けるほうなんです。だから、そういう点では、あまり慌てることもなかった。
        • がんと聞いた時の状況
          • 結果は、一人で聞きに行きました。その後の説明のときは、主人も一緒に行ってもらって。
          • 「別にどんな内容でも対処できるので、正直に話してください」と、そのときはうちの旦那と一緒に聞きに行ったんです。
          • 健診中の会話に、えっ、ヤバいの?と思いました。
          • 友達の先生に「がんでしょ?」って言ったっきゃ、先生の顔が変わってあった。
          • もしかしたらと、自分なりにがんじゃないのかなということはピンと来ましたね。
          • はっきり言われないけど、悪いものだっていうから、がんだかなというふうなことでいました。
        • がんと聞いた時の家族の様子
          • 現実をどう受け止めるか患者も悩みますけど、家族もどういうふうに受け入れたらいいかというので悩んでいたそうです。
          • なったものは仕方がないから、それを治すようにしたらいいんでない?と夫から言われて、気持ちが楽だった。
          • 入院前に、夫婦で旅行に行ってきました。旅行中は、病気のことを忘れていました。
        • セカンド・オピニオン
          • もう一度、他の病院に行って、胃腔検査と内視鏡をやりました。
          • 東京の病院に行くと話したら、先生から怒られました。病院は自分で選んで行くんですよ。
      • 治療
        • 治療方法の選び方決め方
          • 胃を全部摘出するか、部分摘出になるかの詳しい話は後でするとして、検査の5日後には入院をして手術ということになったんです。
          • 結局、あれよ、あれよといううちにがんで手術することになっちゃったんです。
          • 手術までは、大体2ヵ月も待ったらと先生が言ってあったの。そしたら、キャンセルがあったから手術できるってあれよといううちにがんで手術することになっちゃったんです。
          • 合併症は、出血とか、肺とか肛門付随とかって、もう頭の中がパニックで。先生になして取らねばまいねんだ(何で取らないといけないのか)と聞く時間も何もなかった。
          • 私がその病院に行ったから、その先生にもう自分でお任せしましたので、その先生がこういうふうにするというのであれば、お任せということですね。
          • D病院に来たらだんだん話が変わってきた。切らねばまねぐなったわけ(切らないといけなくなったわけ)。
          • いい先生で説明もきちんとしてくれました。
          • 消化器内科のほうでもいろいろと検査をして、手術する1日か2日前に外科のほうに移りました。
        • 手術後の痛みと退院するまでの経過
          • 4~5日で口から食べられるようになって、1週間くらいかかけて、普通のご飯になった。入院は24~25日くらい。ひとつずつ普通の生活に戻ってきました。
          • 1日に入院して6日に手術。21日に退院。多少調子が悪かったけど病院の匂いが好きじゃなくて、標準型のベースで退院したということです。
          • 退院予定日の2日前に熱が出て、大体45日くらい入院しました。
          • 神経を切られているから、神経の痛みのような違和感がありました。
          • 入院中、一番きつかったのは点滴です。
          • 痛み止めを使いながらで、そんなに痛い手術だったなという記憶はあまりないですね。
          • 手術は全身麻酔で、翌日に集中治療室みたいなところで目が覚めた。手術のあとは、結構痛かったけど注射して、起きて歩いたっきゃ(歩いたら)だんだんに良くなってきた。
          • 意識が戻ってから、寒くて布団をかぶせてもらった記憶があります。手術後は、いろいろな管が入っていました。食事は重湯から少しずつ固形になっていきました。
        • 手術の結果を聞いた時
          • 早期がんでステージ1、リンパ節を33個くらいとってその中の1個にがん細胞があったので、それもすべて取ったから心配ありませんよと言われました。
          • 手術後の説明を聞いた日の日記に「いつも元気だけれども、今日だけは少し元気を落としてもいいですか」と書いていました。
          • 私はまな板の鯉ということで先生を信頼して、もうすべてお任せしました。ただ、病理の説明のときにどういうことを言われたかあまり記憶にないんです。
          • その説明を聞くときがすごく何というか、全身が震えて、先生が何を言っているのか頭の中が真っ白で。あまり覚えていないんですよ、恐怖のあまり。
        • 手術後の食生活
          • 食事のメモする用紙が来るんですよ。あれが最高につらかったです。食べられないのを正直にそう言えばいいのに、悪いような気がして正直にいえなくて。
          • 担当の先生が、ご飯の残った量を見まして、「これぐらい食べれると、まずまずいいほうかな」っておっしゃってくれました。
          • 食べられないことは残酷なことだと思いました。退院するときのアンケートに、病院で食欲のない方に対する食事を、ぜひ検討してくださいとかいてきました。
          • 自分では食べられなかったと思うけれど、他の患者さんたちから見れば、結構順調に回復してるかなという感じがしました。
          • 同じころに手術をした人が食事を全部食べたと聞いて、私もどのくらい食べられるかと思って、無理やり食べたことあるんですけれども、やっぱり出てしまってね。
          • 食べれない日が続いたし、こんなに胃がんの手術が大変だとは考えもしなかったんですよ。
          • とにかくお腹がすかないんですよね。自分で食べられないという意識がある中で、ご飯が常に3度来るのですごく嫌だったんですね。
          • まずくてかいね(おいしくなくて食べられない)。はいっていがねんだね(入っていかないんです)。家さ行って、めぇもの食ったらいいんでねがな(おいしいもの食べたらいいんじゃないか)と思って退院しちゃったのさ。
        • 抗がん剤治療と副作用
          • 手術までちょっと時間があるので、抗がん剤を投与してみましょうかということで服用しました。
          • 副作用はそんなに気になるほどではなかったです。抗がん剤をやっても休むと平常に動くことができましたから。抗がん剤治療が休みの間に旅行に行きました。
          • 抗がん剤が効いたから、これくらいで済んだのかもわからないな。
          • 入院している間に抗がん剤の点滴を2回やって、退院してからも通院で抗がん剤の点滴をやるという説明でした。
          • 抗がん剤の点滴を始める時、先生の顔が悪魔的に見えた。自分の細胞はそうなるのだろうかと、すごく恐怖を感じながら恐る恐る受けたのを覚えています。
          • すごかったんですよ。とくかく体がだるくて吐いて。
          • 洗面台の排水溝が髪の毛で詰まったのを見たとき、心臓がドキドキとなって「はあぁ」という恐ろしさがありました。
          • 「口から食べなさい、口から食べなさい」と言われて、食べれなかったです。
          • 怖いものですよ、下痢って。水道の蛇口をひねったみたいに肛門から出るんですよ。
          • 退院後の腹痛で、救急での受診を繰り返し、再入院しました
          • ホッカイロは両肩、両腰、おなかと毎日5個使いました。それでも寒いんです。家にいても手袋をしていました。
          • すごくショックな言葉だと思いました。患者にすればすべてが初体験じゃないですか。
          • 私も頑張らなきゃと、周囲の人たちを見て元気をもらったりしてました。
          • 少し軟便みたいになってきたときは、私は本当に泣いて喜びました。これでもう治っていけると思って、トイレで本当にボロボロと泣きました。
          • 抗がん剤を終えたその日から、下痢が止まりました。食事がおいしくて、体重が増えていくのが、うれしかったです。
          • 抗がん剤を飲むときは、生活が規則的になります。
          • 抗がん剤治療をしていた時は、何回も昼寝をするから夜に眠れなくて、眠りのサイクルが狂うと思って眠り薬を飲んでいました。
        • 入院中の医療者との関係
          • 担当の先生が、ご飯の残った量を見まして、「これぐらい食べれると、まずまずいいほうかな」っておっしゃってくれました。
          • 他の病院の診察をうけたことを担当医師に話すと、Aさんの体なんだからそれは当然でしょう。と言われてホッとしました。
          • お医者さんももちろん、看護師の声かけも患者の気持ちに影響します。
          • すごくショックな言葉だと思いました。患者にすればすべてが初体験じゃないですか。
          • 何でA市まで行って調べてもらわなければまいねんだ(だめなのか)と、近くの病院の診察で待っていられないのかと、そういうふうなお叱りを受けました。
          • いい先生で説明もきちんとしてくれました。
          • 手術の説明の際に、もっと詳しい説明をしてほしかったです。
          • 東京の病院に行くと話したら、先生から怒られました。病院は自分で選んで行くんですよ。
        • 家族との関係
          • なったものは仕方がないから、それを治すようにしたらいいんでない?ということでね。そういう点では、私もすごく気持ちが楽だった。
          • 私の足を洗ってくれる姿に申しわけないなと、ありがたいなと。
          • 主人は毎日面会にきました。手術の後の説明も一緒にきいてくれました。
          • ありがたかった反面、お見舞いに来てくれる人たちに一つ一つ説明するのは辛かったです。
        • 他の入院患者との関係
          • 趣味の山の話をして盛り上がったり、元気づけられたっていうかね。
          • 大部屋では、隣近所が笑っているようであれば大丈夫だね。
          • 自分では食べられなかったと思うけれど、他の患者さんたちから見れば、結構順調に回復してるかなという感じがしました。
          • 同じころに手術をした人が食事を全部食べたと聞いて、私もどのくらい食べられるかと思って、無理やり食べたことあるんですけれども、やっぱり出てしまってね。
          • 普通に食事が口から食べれて、普通に排便ができるということが、日々こうして生きていく上でいかに大事なことかというのを痛感した闘病生活でした。
        • 治療にかかった費用
          • 保険はそれこそ、おかしい話ですけれども、たっぷり来て間に合いました。
          • お金がかかったということはあまり頭になかったです。
          • 高額医療費、それ以外は職場の福祉互助制度とガン保険でまかなえて、助かりました。
          • がん保険の特約内容がよくわからず、3年後に請求したら保険がもらえました。
          • がんで仕事をやめて収入がなくなる中で、抗がん剤の治療費は結構高いです。通院となると高額医療費はあてはまらず、この治療費は自分への投資だと思っています。
          • これからの若い人には、がん保険ぐらいは、がんに限らずだけど、そういう保障された保険には絶対入っておくべきだと思う。
      • 生活
        • 退院後の食生活の変化
          • 抗がん剤をやめてビールはオーケーになりました。食事がおいしいと思えるから幸せです。
          • ご飯を食べたときは、30分くらい横にならないと気分が悪いんです。どうすれば楽になれるかと同じ胃がん経験者の話を聞きましたが、みなさん同じではないですものね。
          • 習慣になっているから、朝食べたら横になり、昼食べたら横になる。外食するとできないから眠くてしようがないけど、しょうがないやな
          • 外出するときは、おむすびなど持ち歩いて、その日の体調にあわせて1日6、7食とっていました。
          • 油ものをとるとすぐ下痢をしてしまう。一番困るのは、団体旅行に行けないこと
          • 旅館でもホテルでも、よその人みたいに食べれない
          • 手術してから2年経ちますが、生野菜や果物は体が冷えるからだめで、煮物に脂分をとるために揚げ物を一緒にしたり、食べる物を選んでいました。
          • ご飯は一気に食べられないね。ある程度いっぱいになると、くしゃみや鼻水など変な症状が起きてくる。本当にお腹いっぱいになってしまうと、切ないのさ、本当に、苦しくて。
          • 食べ物が入らなくて、少しでも食べると嫌な気分になって、せっかく食べたものが出てきそうな恐怖が、手術をして3年たった今でもあるんです。
          • 退院して2週間くらいは、飯、食べれなくてちょっとへずねかった(苦しかった)
        • 退院後の体調
          • 手術前は太っていて血液検査で「要注意」が多かったが、手術後はご飯の食べ方さえ気をつけていれば体の調子がよくて、変な話だけど、がんになって良かったなと思うんです。
          • 多めだった体重が減って、かえって体調がわりかしいい。
          • とにかく日常の生活が普通の人と同じくらいになればいいなぁ、汗をかけるくらい動けるといいなぁと。
          • 疲れたらいつでもすぐ休む体制にしてました。
          • やっぱり動いて、汗出しているほうが体にいいです。体を休めて寝てようかなと思えば、何かボケてきたみたいでよくないですよ。
          • 手術前のように動くと、すごく体にこたえますが、マッサージで治してもらってなんとかやっています。
        • 体調の管理
          • 免疫力を落とさないための補助食品やお茶、牛乳きなことバナナなんかを食べています。
          • 周囲の人からすすめられるアガリクスやEM菌など、いいと聞けば何でもやってみました。
          • 退院後の生活で、どれくらい身体を動かしていいのか等、生活の中でのアドバイスをもらえるといいと思う。
          • お経をあげることも、リハビリの一種なんですよ。
          • 寝る前の運動と、朝のラジオ体操を気負いすぎないように続けています。
          • 毎日の生活の中でからだを動かすようにしています。
          • 本で見た代替療法や健康食品はなんでも試して、菜食中心に食べ物に何でも興味を持って、元気を出しているわけだ。
        • 仕事への影響
          • 職場の皆さんに迷惑をかけたり気を遣わせないように、3ヶ月静養の診断書に加えてもう1ヶ月届けを出して、体調を整えてフルタイムで復帰しました。
          • どれくらいで回復できるかわからないので、病気を機会に仕事をやめたんです。
          • がんは生活習慣病だな、自分の生活習慣を新たにしなさいというメッセージだと思いまして、仕事をやめようと思ったんです。これからは無理なく楽しんでやれる仕事をするつもりです。
        • がんのイメージ
          • 父も胃がんでしたから、やっぱりがんになりやすい体質や遺伝子はあると思っています。
          • 神経質な方とか几帳面な方がなるものだと思っていたから、私が胃がんというのは意外でした。
          • 食欲が落ちて、体力が落ちているところへ、事故とかくも膜下とかいろいろなのが重なったストレスがあったからかな。
          • 再就職するかどうか思い悩んだストレスと寝不足が続いたこと、辛いものを食べ続けていたことが原因でしょうか。
          • 胃が痛くて、薬を飲むと普通にまたやっていく、これを繰り返していって、免疫力もおちてくると、がんを発症するということじゃないかと思います。
          • 昔からの人は「胃は全部取っても、元に戻る」って信じてるんです。
          • 家系的には胃が弱い方なんです。
          • 塩分を取りすぎて、胃潰瘍がガン化したと思っています。
          • がんは昨日今日になるわけではない、10年、20年前からずっと進行していて、自分の人生ががんをつくっているから、一番責任があるのは私だと思うんです。
          • 胃がんは、ちょっとよそのがんの方と違って、元気になるまで時間がかかるんです。
          • がんは悪い病気でないと思うんですよ。がんでパッタリ死ぬということはないのさ。
          • 昔はがんといったら不治の病と思っていたけど、今は治る確率が高いですよね。胃がんは手術で悪いところを取ってしまえば、傷さえ治ればいいんだからね。
          • うちは、がん巻き(がん系統)なんですね。だからがんにはなるだろうけれども、胃がんは意外でした。
          • 転勤した先の職場に行くのが大儀だなぁというストレスがあって、それが原因で胃がんになったと判断しています。
          • 結婚して家事を何もかもしなきゃいけなくなって、自分でも意識しない苦痛があって、少しは胃に負担がかかったのかなという気持ちもしないわけでもないんです。
        • 関係
          • 主人が「いろいろな苦労をかけて病気にさせたのも俺だ、だからお前を一人病院に残して帰るのがすごく辛かったんだ」と言ってくれました。やっぱり家族って、ありがたいですよね。
          • がん患者であることを常に意識しなくていい患者会作りが必要だと思います。
          • 患者会で顔なじみができて話も楽しくなってきました。
          • 病気のことを隠す気は全然ないですし、胃がんを患って退職したという話も普通に言います。
          • 患者会の集まりは有意義なものです。
          • 病気は一人では治されないということ、なってみて初めてわかったんですよね。
          • いつでも健康でいたいもので。病気のことは人に話さない。
          • 息子が体調への気遣いの言葉をくれました。
          • 入院中は夫が毎日見舞いに来てくれました。
          • 主人が執刀医の先生に「何としてもうちのやつを助けてくれ」って言ったんだって後から聞かされました。
          • がんという現実を受け止めるのは当人にとっても家族にとっても時間がかかることです。
        • 胃がんになって今感じていること
          • がん治療を決める際には、様々な意見を聞いて方法を検討してみるのもいいと思います。
          • 元気で生きている人がいるよ、がんは怖くないんだよ。
          • がん検診は早期発見・経済的負担の軽減につながるのでお勧めします。
          • 検診を受けて、早く発見すれば、がんはそんなに恐ろしい病気ではなくなってきている。
          • 元気になるための投資は薬だけではないという考えで、あちこちに出向いています。
    • 大腸がん
      • 発見
        • 兆候
          • 何の兆候もなかったのに、職場で受けた健康診断の便潜血検査で陽性という結果が出た。
          • 痛みもなかったので、湯上りにフラフラして倒れたのは、いつものことだから病気じゃないと思っていた。
          • 何となく具合は悪かったが、肛門からの出血は痔のせいかなと思っていた。
          • 膀胱(ぼうこう)にまで達していた腫瘍に押されることにより、睾丸(こうがん)に痛みが生じた。
          • おう吐が続いていた。
          • 食事の支度をするだけでも横になりたいほど、疲れを感じていた。
          • 水洗トイレなので、便の異常を見逃していたのかもしれない。
          • 少し食欲が落ち、下腹部の痛みが続く中、便が黒く、軟らかくなり、ひっきりなしにトイレに通っていた。
          • 便が細くなり、そのうちに赤い血が混じるようになった。トイレに行く回数が増えたころには、便が赤くなっていた。
        • 発見までの道のり
          • あちこちの科を周ったが「検査の結果は異常なし」と言われ、それでも腫瘍マーカーの値が上がり続け、盲腸らしいと思って切ってみたら、虫垂がんだった
          • 数年前から体調がすぐれず、いろいろな病院を受診したが、別の診断名がつき、なかなか大腸がんの診断までたどりつかなかった。
          • おう吐が続く中、なかなか原因がわからず、いろいろな検査を受けた。紹介された大病院での検査中、モニターを見たら腸がふさがるほど大きくなっていた
          • 痛みもなく、銭湯で倒れたのを、ただの貧血かなと思って、1年間ほったらかしていた。
          • 血便が出て、トイレに行く回数が増え、がんかもしれないと思いながらも仕事を優先していた。
          • 約半年前から異常に気づき、更に痛みが出現しても、仕事のけじめがつくまで働き続けているうちに、腹膜炎を起こす寸前までいってしまった。
          • 一般の検診ではやらない小腸と大腸の間にがんが出来てしまったために、発見が遅れた。
          • 数年間、定期健診で指摘されていた便潜血反応がプラスという表示は気になっていたが、大したことはないと思って、精密検査は受けていなかった。
        • がんと診断されたとき
          • 自分の病状が相当に重く、肝臓にも転移しており、ホスピスとまで言われて驚いたが、その病状を伝える先生もつらかったと思う。
          • 家族に何て言おうか考えながら、ひたすら事故を起こさないように慎重に運転して帰った。自分が思っていた以上に、家族のショックの方が大きかった。
          • 妻や子供のショックに比べたら、自分はそれほどではなかったとはいうものの、やはりショックだった。
          • ポワンとなって頭が受け付けられなかったが、夜になって怖さを実感し、パニックになった。
          • 「がんですよ」と言われた時は、すごくショックで、「自分も終わりかな」と思った。
          • 手術の結果は、かなり進んだ虫垂がんであった。手術後に相談に行った紹介先の東京の病院では地元での緩和ケアを勧められた。
          • 既に血便の症状もあり、予想していたので、びっくりもしなかったし、妻も説明をしたら納得していた。
          • 覚悟をして、家族と一緒に医師からの話を淡々と聴いた。
          • 医師の言葉や検査時の状況から「がんかもしれない」という予感があり、独りで結果を聞いた。その後、いきなり夫に伝えたので、かなり驚かせてしまった
          • 医師から「腫瘍を取る」とだけ言われていたが、手術後に、がんであったことを伝えられた。
          • 紹介先の病院で、あっさりと、がんであることを告げられた。
          • 検査直後に、いきなり、がんであることとステージ(進行の程度)が伝えられた。
          • 大腸は手術できるが、肝臓は転移していた腫瘍の数が多いので難しいと言われ、最終的にはホスピスへの移行もあることを告げられた。
          • 人工肛門になる可能性も含めて、結腸の下にがんがあることを伝えられた。
          • 進行した直腸がんであり、治療を急いだ方がよいことを伝えられた。
      • 治療
        • 病院・医師・治療法の選択
          • 医師に任せるよりない。予算さえ合えば治療をしたい。
          • 延命はやってみなければ分からないと言われ、抗がん剤治療に応じた。
          • 進行がんは抗がん剤をやった方がいいと言われた。やったほうがいいのであればしなければならないな、死ぬよりはいいかなと思った。
          • 手術中の容態悪化や転移の可能性をきいた。手術は避けられないし、やった方がいいと思った。
          • はじめに受診した病院で大きい病院を紹介された。はじめの病院で検査を受け、検査結果を持たせてくれたのが、負担がなくてよかった。
          • 素人の私が聞き回るよりも、医師に任せていろいろ聞いてもらったほうが効率がいいと思った。
          • 新薬による治療を勧められたが、100人に1人は死ぬ可能性があるといわれ怖いのでやめた。
          • セカンドオピニオンは全然考えなかった。そういう説明があったら行ったかもしれない。
          • どこに行っても受けられる治療だから、結局最初の先生のところに戻る可能性が高いのでセカンドオピニオンは考えなかった。
          • 播種で、手術で全部切除できなかった。紹介状を持って東京の病院に行ったが、結局、化学療法しかなかった。
          • 病院に行くのが遅過ぎた。セカンドオピニオンは考えたが、もう暇がなかった。
          • 医師と相談して、「どこにいっても同じですよ。」といわれたので今の病院に決めた。
          • 受診した病院を全面的に信頼していた。
        • 術後の定期検査
          • 検査を受けて、合格するたびに「万歳」といっていた。最後に5年たってもういいですよと言われた。
          • 年2回の定期検査で、生活の安心感が持てる。そして、定期検診で肝臓への転移がわかった。
          • 本当に影かわからない。取りあえず定期検査は続けましょうと言われている。
          • 術後の検診で、1年半後にPETを撮った時には転移がはっきりしなかった。しかし、その後のCT検査で両方の肺転移がわかった。
        • 抗がん剤治療
          • 最初の入院でポートの針の抜き方を教わった。最初は不安だったが、すんなりできて不安は消えた。
          • 抗がん剤は週に1回ぐらいだった。最初は入院で、後は通院で受けた。
          • 手術を待つ間に抗がん剤治療を受け、手術の後にまた抗がん剤治療を再開した。
          • 医師の勧めに従うような形で、抗がん剤治療を始めた。
          • 副作用で冷たいものを触れなくなったが、手袋を使うなどの工夫をして、家事をこなしている。
          • 副作用のために中断したり、効果がなくなって終了したりして、4種類ほどの抗がん剤を使ってきた。
          • 何かわからないものを3日間も入れる怖さや、副作用のことなど、最初は色々な不安があった。
          • 抗がん剤治療の日は、9時から4時までかかるので、1日病院と仲良くするつもりで行く。
          • 副作用で死の不安を感じたが、残りの回数を数えながら頑張った。抗がん剤が終わったときは嬉しかったが、再発の不安は残っている。
          • 抗がん剤治療がいつまで続くのか、わからない。早く終わってほしい。
        • 抗がん剤の副作用
          • 薬剤師はこの薬は「髪は抜けない」といっていたが、起きるたびにベッタリ抜けた。今は自毛になった。
          • 冷蔵庫に物を取るために手を入れるだけで、手がしびれてくる。
          • 冷蔵庫から出した大根の冷たさが一番最初にピリッと来た。
          • 抗がん剤治療の前に血液検査をして白血球が減っていたりすると延期になる。2回ほど治療を受けられないことがあった。
          • はじめは副作用を感じなかったのに、3クール目から体のつらさや白血球の減少が出てきた。
          • 抗がん剤の治療を続けるうちに、副作用の症状がおさまるまでの日数が長くなってきた。
          • 医師が男性だったので言えなかったが、色々な副作用が出る中で、後産のような膣の痛みもあった。
          • あまり一般的でない副作用があらわれたが、吐き気は一回もこなかった。
          • 抗がん剤の後1週間は、味覚がだめだったり、舌がピリピリ痛かったりが続いた。
          • 口内炎ができて、歯磨きが少ししかできないほど痛かった。
          • 抗がん剤の種類によって、皮膚のただれの色素沈着があったり、爪が欠けやすくなったりした。皮膚科も並行して受診している。
          • 吐き気とだるさがあり、抗がん剤を注入している3日間もきついが、針を抜いた後の2日間は何もできないほどきつかった。
        • 外科手術
          • 大腸の手術の時に、医師に頼んで胆石の治療もしてもらった。
          • やぶれた腸から汚物が散らばるのを盲腸が食い止めていたことが、手術後にわかった。
          • 不安はあったが、やるしかない、うまくいけばいいなと思って手術室に向かった。
          • 悪いところを取れば回復するんだからという気持ちでいたので、恐くはなかった。
          • 救急外来を受診した時には、腹膜炎の状態になっており、そのまま入院して手術を受けた。
          • 250番目と言われて、まだまだと思っていたら、急に手術日が早まった。心の準備ができていなかったが、今思えば、早まって良かったと思う。
          • 麻酔科医が不足していたため、一ヶ月間、待機していた。その間に、抗がん剤治療を受けた。
          • 手術が決まるまで別の病院で1カ月待ち、手術を受ける病院で、更に約1カ月の間、検査を受けながら待っていた。
          • 開腹手術の直後は、起き上がることができず、1回目の便を出す時は、精神的にも大変だった。
          • 大腸がんの手術、3日後に再手術、更に合併症のための手術、そして約1年後にストーマ閉鎖と転移したがんの治療で4度目の手術を行った。
          • 歩かないと治らないからといわれて、管を付けたまま、点滴を持って、手術後3~4日目から歩く練習を始め、約2週間後に退院した。
          • 夜間にお腹が痛くなり、緊急受診をした。腸が詰まり気味だったが腸閉塞にはならなかった。
          • がんを取ったから、もう治ったと思っていたのに、残念ながら進行がんだったといわれてショックだった。
          • 手術後は貧血もなくなり、体がすごく楽になった。
          • 合併症の手術の後、幻想みたいなものを感じたが、1週間ぐらいで消えた。
          • 術後心筋梗塞になり、緊急手術を行なった。人工呼吸器のために話すことができなかった。回復して歩けるようになり話ができるようになった。
        • 補完代替医療
          • 乳がんの経験のある妹がずっと使っている漢方薬を処方してもらった。
          • 食事療法の本に書いてある悪いものは取らないように心がけ、良いといわれている鶏肉と卵とか、大豆食品とかを取るようにした。
          • 病気に勝とうと思って、皮膚に効くという熱い風呂や、八甲田の硫黄温泉に行った。
        • 医療者との関わり
          • 抗がん剤の副作用への対処の仕方について、医師がさりげなく気をつけて見ていてくれた。
          • みんな良くしてくれて家族に近いようなあんばいで、結構わがままも聞いてくれた。
          • 執刀医が朝、昼、晩と私のところに来てくれたのが、励みになった。
          • 同じ治療をして金額が違うようだったので質問したが、「どうなのかね」と言うだけだった。医療者が足を運んだり聞いてみてほしかった。
          • 「がんを取ってどうするの?またすぐ出たらどうするの?」などと言われてムカムカときた。
          • 抗がん剤の期間や副作用などについて、基礎的なことを教えてもらえた方がよかった。全部はじめての体験だった。
          • 何かあったら聞いてと言われてありがたいと思った。無知なので何を聞けばいいんだか分からなかった。
          • 主治医に何だかんだ言ったら自分が粗末にされるのではないかと不安で、気を遣う。
          • 医師も告知をするのはつらかっただろうが、最近、がんが小さくなったことを笑顔で喜んでくれたのを見て、これで良かったと思っている。
          • 声を掛けてもらうとか、やさしい人たちに接したら、治さなければだめだという気力が沸き起こってくる。
          • 医師と看護さんのアドバイスが違っていて、とまどったことがあった。
          • 最初はとっつき悪かったが、ジョークを言ったり、からかったりできる関係になった。
          • 1年も通うと、緊張感がなくなり医師と話がしやすくなった。
      • 再発・転移
        • 再発・転移の発見
          • 大腸がんと同時に肝臓に転移が見つかり、その後子宮にも腫瘤が見つかり炎症といわれているが、がんに移行するかもしれない。
          • 初めのがん治療後14年目に、CT検査で肝臓に転移していることがわかった。
          • 手術後約1年経過した。今度はCT検査で肺転移の疑いがあるといわれて、今は抗がん剤を続けて様子を見ている。症状は全くない。
          • PETでは、がんはないと言われたが、その2カ月後にCT検査で左と右の肺転移がわかった。
          • 盲腸の手術をうけたつもりだったが、退院後に虫垂がんであったこと、既に「播種(はしゅ)転移」をおこしていることを告げられた。
          • 他の病院にPET検査を受けにいき、リンパ節に影が見つかった。主治医からは転移ではなく、手術の時に取りきれなかったと説明を受けた。
        • 再発・転移を告げられたときの思い
          • がんは見えないから、どう対応したらいいか分からないし、色々考えても仕方ない。
          • 再発はないと言われたのに再発があった。これで終わりかなとショックだった。
          • 転移を告げられたときは、早く発見して治療すれば、早く治るという前向きな気持ちだった。
          • 3か月前にはなかったのに、少しの期間で大きくなっているとビックリした。
      • 生活
        • 病気になってからの生活習慣や気晴らし
          • 手術後、消化に悪いものは食べないようにし、今もなるべく食べないようにしている。妻と二人で本やインターネットで調べた。
          • 手術後、食物繊維の多い食べ物はあまり食べるなと言われている。好きなきのこや天ぷらが食べられない。
          • 趣味や習い事などの仲間と過ごすなど、家に閉じこもらないで過ごせたのがよかったと思う。
          • 娘が送ってくれた食事療法の情報を参考に、肉や魚(小魚は除く)を減らし、野菜を多く摂るように心がけている。
          • 好きな料理をこれから続けていって、お店をやれたらいいなという夢がある。
          • がんには笑いが一番いいと知り、落語を聞きにいく。
          • 食事療法の本を読んで、四つ足のお肉を控え、鶏肉や卵、大豆食品をとるようにしている。生ものやカビなどからの感染にも気をつけている。
          • 自分の健康について気にするようになった。検査結果をはじめ、体調や行動を記録して、受診のときに医師に見せている。
          • 術後、5年目の検査まではせっせか歩いたが、検査結果が大丈夫だと分かったら、だんだん病気の怖さを忘れて運動しなくなった。
          • 手術後は、がんに対する意識が高まり、毎年検診に行くように心がけている。
        • 再発・転移の不安
          • 考えないようにしているけれども、転移しているんじゃないかという考えが頭の中についつい出てきてしまう。
          • 自分のがんがこれからどういう状態をたどっていくのかという心配はいつも頭の中にある。
          • 術後5年の検査結果が良かったことは嬉しかったが、頭の中の4分の1はもしかしてどこかにあるんじゃないかという不安がある。
          • 普段は周囲の人に「もう覚悟している」と言っていたが、検診で乳がんの可能性を指摘され、「とうとう来たか」と頭が真っ白になった。
        • ストーマ・排泄
          • 長い外出はまだ無理はできないなと思うが、こうなってくるなというのが分かってきた。
          • 集中治療室を出てきてから、自分にストーマが造られたことを知った。
          • 気圧の変化のような、押されたり縮まったりでストーマに痛みがあった。
          • 手術後、トイレの回数が増えて軟便になったが、3ヶ月経って改善してきた。医師から1年くらいかかると言われている。
          • ストーマは小腸と大腸に2つで、下の方がたくさん出た。2つもつけているとちょっと疲れることもあった。
          • 装置や形が合うものと合わないものがあり、慣れるまで大変だった。いろいろあったが、コツをつかんで慣れてからは楽だった。
        • 病気や治療による外見の変化
          • 抗がん剤の副作用で髪の毛が薄くなり、頭皮のただれもあった。副作用が出る前からかつらを準備していた。
          • 抗がん剤の副作用で味覚が変化し、食欲がなくなった。体重がどんどん落ちて、しわだらけになった。味覚が戻ったら、体重が戻ってきた。
          • 入院中は食事をしていなかったが、点滴をしている間は体重は減らなかった。退院後に自分で食べるようになってから12〜13キロ減った。
          • 入院したときは69キロあった体重が43キロになり、自分でも驚いた。
          • 日光に当たると爪が黒くなるので、手袋をして外出している。皮膚に日光が当たらないように、長袖を着たり、日焼け止めを塗ったりしている。
          • 自分に合ったかつらがいいと思って高額だったが型をとって作った。結局1回しかかぶらず、自分にとっては必要なかった。
          • 温泉や銭湯が好きで、大きな傷跡も気にせずに通った。周りの人もあっけらかんと接してくれた。
          • 副作用で爪が細かい波を打って生えてきた。爪が弱くなり、洋服のボタンをかける時にも爪が割れてしまい、一つずつ爪にテープを巻いていた。
          • 夫に傷を見られる時は、この年だから全然考えなかった。婦人科の病気ではないので、夫婦関係を持つときも気にならなかった。
          • 傷があると温泉などに行きにくい感覚があった。
        • 病気と仕事との関わり
          • 今まで仕事優先の生活だったが、病気をしたことをきっかけに意識して休みをとり、仕事量を減らしている。
          • 不規則な生活をしていたツケや環境の変化が、病気につながったのではないかと思う。
          • 抗がん剤治療のため、休みをとった。会社に復帰後、最初からフルタイムだったが、会社も気を遣ってくれた。
          • 仕事の時間的、体力的な負担や、人間関係のきつさが負担になって、病気の原因になったのではないかと思う。
          • 仕事の忙しさにかまけて落ち込まないでいられた。昼間動いている分、夜眠ることができた。
          • 退院2週間後に会社に復帰した。点滴のポンプを下げたまま、病気になる前と同じ仕事量をこなしている。
          • 体調や今後の入院の可能性を考えて、仕事をどの程度ひきうけるか見極めなければならない。引け時は自分で判断するしかないかなと思う。
          • 仕事復帰後は、副作用に関して、仕事で紛れている部分がある。
          • 再就職は厳しい。しかし、仕事よりも体を中心に考えるしかないと半分割り切っている。
        • お金に関する問題
          • 15万を超えないときは高額医療保険制度が効かず、がん保険も活用したが、もう足りなくなった。
          • 抗がん剤そのものより、補助的な薬が高かった。別の医師に漢方薬を処方してもらっていて、足すと月に8万円は超えてしまう。
          • がん患者は60代以上の人が多く、年金収入だけだと治療が難しいのではないか。
          • 月に約8万を超えた分は返金があるので、ないよりはいいのだが、抗がん剤治療を受けるたびに立て替えて支払うことになる。
          • 40代の頃、職場に保険業者が勧誘に来た。働き盛りで自分ががんになることなんて考えなかったが、思いがけず加入しておいてよかった。
          • がん保険に加入していてよかった。入ろうかなと言っていた矢先にがんになった人を多く見た。
          • 抗がん剤が月25〜30万かかったが、8万8千円が3ヶ月続くと高額医療保険制度のハードルが低くなり、自分の負担が軽減されている。
        • 家族・親戚との関わり
          • 娘は、抗がん剤治療について、お母さんがやってみたいなら、と背中を押してくれた。
          • 年齢的に、夫婦関係を持つことや傷を見られることは全然考えなかった。
          • 母方の親戚、兄弟には話しているが、内緒にしている親戚もいる。入院中は、地元にいる妹が身の回りの世話をしてくれていた。
          • 夫とは病気のことはあまり話さないようにしている。一番に相談するのは娘。
          • 子どもから、同じDNAを持っているんだから、治療方法を記録して残してほしいと言われた。
          • これが最後かもしれないと思って姪の結婚式に頑張って出た。みんなが優しくしてくれたことが、本当はありがたいのに、嫌だと思う自分もいた。
          • 自宅で点滴をしているときも、妻に心配をかけないようにふるまっている。
          • 海も山も好きな夫が、友達に誘われても全然出かけなくなってしまった。自分だけ騒いでいられないなと思った。
          • 自分よりも家族がかなりショックを受けていたので、自分が分かっていれば、周りの人にはあまり細かく教えなくてもいいなとも思う。
          • 家に閉じこもらないように、妹が大正琴や絵手紙の先生を紹介してくれてありがたかった。
          • 3番目の娘が会社が終われば必ず毎日寄ってくれた。妻は毎日来てくれて一番世話になった。
          • 体調が落ち着くまでは、見舞いは遠慮してほしいが「来るな」とも言えない。
          • 娘の姑が、本屋で食事療法の本を見つけたといって送ってくれた。
          • 家事は夫にまかせられず、退院を早めて帰ってきた。
          • 家事を何もやらなかった夫が、いざとなればご飯や洗濯をやってくれるようになった。
        • 友人・知人との関わり
          • 患者友達は分かってくれると思う。今までの友達は心配はしてくれるが、ギャップを感じる時がある。
          • 高校2年のときからの親友と、転移の心配や苦しさについて、いろんな話ができる。
          • 病気を隠さずに大っぴらに言った。退院後、ポストに宗教の案内などがいっぱい入っていてびっくりした。
          • テレビ番組で患者会の紹介があり、顔が映って知人にバレた。
          • 会社の上司や一部の人には伝えてある。同僚には自分としては言ってもいいと思ったが、上司の気遣いを知り、伝えていない。
        • 同じ病気の人との関わり
          • 同じ病気の人は、普通の友達と比べてわかり方が違う。何十年もつき合った友達と同じくらいに密度が濃く、何か通じるものがある。
          • 患者会の旅行では、いつもは入らない人でも、お風呂に一緒に入ることができる。
          • 大腸がんの患者がいなかった。高齢の人や治療後の経過時間が長く落ち着いている人が多くて、病院仲間とはちょっとグレードが違う。
          • 地域を広げること、男性の参加者が増えることを望んでいる。
          • いろんな治療法があること、こういうときはこうすればいいということが分かる。
          • 先に亡くなった仲間のことを思えば、生かさせてもらっているという感じがある。
          • 入院仲間のネットワークは強く、仲間との関係は退院後も続いている。
          • がん患者の友達と、今までつき合ってきた友達と違う気がする。友達のとらえかたや関わり方が変わってきたように感じる。
          • 何年経っても疲れると腫れるとか無理できないとか、症状のことを共有できる。自分だけじゃないと思うと落ち着く。
          • 同じ病室の人と、抗がん剤の副作用の脱毛の話で盛り上がった。
      • 病気との向き合い方
        • 情報の集め方
          • 手術が終わってから自分で本を読んで、いろいろなことを知った。薬を飲むという方法も、本を読んで初めて知った。
          • 腫瘍マーカーの値が下がるということの意味を知りたくて、看護師をしている娘などを通して情報を得る。
          • がんのことや抗がん剤の副作用のことなど、基本的なことを最初から教えてほしかった。退院後に自分で本などで調べて、だいたいわかるようになった。
          • 勤め先に、がんの経験者が多くいて、病院に関する情報などを教えてもらった。
          • 病気に関する本を読んでも、大腸がんに特化した情報が少なかった。
          • タオに関する本を読んで、仕事中心から自分の体中心に考えを切り替えることができた。
          • 睾丸がんになった甥の抗がん剤の経験を事前に聞いていた。
          • 同じ治療を受けている人のブログを読んで、治療費を比較する。
          • インターネットの掲示板を利用して、具体的な情報を調べた。病院で医師に聞きそびれた時や、次の受診日まで日があく場合なども、ネットが役に立った。
          • 心配なことは医師に質問している。医師からも、きちんと知りたい患者だと思われていて、検査のデータなどを渡してもらえる。
        • なぜがんに?
          • 原因は、食生活よりも、むしろストレスだと思う。
          • がんになる2~3年前から仕事のストレスがあり、がんとわかったときは、やっぱりストレスだなと思った。
          • 兄弟のうち3人ががんになっているので、家族性もあるのかなと思う。
          • がん家系で、がんになりやすい体質と思って、あきらめもつく。
          • 食事には気をつけていたので、ストレスが原因だったのかなと思う。
          • 不規則な生活とストレスが原因だったと思う。
          • 太っていることが原因なのではないかと思った。
          • 思い当たる原因がまったくない。なぜなんだろうという思いがある。
          • 原因がわかれば、がんも治せると思うけど、誰も原因を教えてくれなかった。
        • がんと向き合う姿勢
          • 見納めかもしれないと思い、周りの反応を気にせず、多少は無理をしてでも姪の結婚式に出席した。
          • がんになるのが、5年、10年後ではなく、今でちょうどいい時期だったと思う。
          • がんで死ぬのも決して悪くはないし、長生きすればよいわけでもないと思っている。
          • 新しいことにチャレンジしたり、仕事を引き受けたりする一方で、あまりに大変な場合には断ることも考える。
          • できないことはできないと、はっきり線引きをして、無理をしないようになった。
          • 副作用や痛みに苦しむことも少なかったし、突然の事故と違って考える時間が持てたので、ラッキーなのかなと思う。
          • 担当の医師に恵まれ、すぐに手術を受けられたし、その後の対応もよかった。
          • 術後の経過もよかったし、抗がん剤の副作用も軽くて、幸いだった。
          • これまでは時間に追われていたが、病気をして自分を見つめる時間ができた。
          • 「がん友」という、わかってくれる仲間に巡り会うことができた。「がん友」と出会うために病気になったのかなと思ったりもする。
          • 病気を経験して、周囲も自分も互いに優しくなった。動じなくなったし、時間を大切にするようにもなった。
          • がん細胞は自分と共存していると考えて、ともに生きる。
          • 先の心配はあるけれど、区切りを迎えたら、がんとは「さよなら」だと思うようにしている
        • 自分の命を意識する―ホスピス・緩和ケア
          • ホスピスのことを考え始めていたら、たまたまテレビでホスピスが採りあげられていて、そういう巡り合わせなのかなと思った。
          • がんになったんだから、心に余裕をもって、いつ逝ってもいいようにしている。
          • まだ先のことだとは思うが、ホスピスのことなども準備を進めていた方が安心できる。
          • 手術ができなくて延命治療を受けることになり、最終的にはホスピスと言われて、びっくりした。
          • 遺していく夫や子どもたちのために、土地や家、ローンのことなどを片付けておかなければと思っている。
          • 告知されたときに、身辺整理をしたが、財産のことなど、まだ済んでいないこともある。
          • 告知を受けてから自分でも調べて、とても珍しく、治療法が確立されていない難しいがんであることを知った。
          • 病気になって、仕事より体中心の考え方に切り替えた。最後はホスピスで好きなビデオを観て、好きな本を読んで過ごせたらよいと思う。
          • どう生き、どう死ぬか、死生観ということも考えるが、本音をいえば、ポックリいきたいと思っている。
          • 今後の生き方について、家族や親類にも希望を伝えてある。
          • 病気が進んで最後は脳に転移すると書かれた本を読んで、これからの病気の進行が心配になる。
          • 自分と同じ虫垂がんの患者が亡くなっていくのをブログで見て、今は薬が効いているが、いつ効かなくなるのかと思うと怖い。
        • がん経験者としてのメッセージ
          • 以前は、がんになったら終わりというイメージを持っていたが、今は、再発しても、こうして無事な自分を見なさい、大丈夫、と言いたい。
          • 病気になると不安になるので、気軽に相談できるようなところがあるのはいいと思う。かかりつけ医もいた方がいい。
          • 医師を信じること、早く治したいという気力をもつことが大事。
          • 今は、近くにホスピスがない。通っている病院にもホスピスを設置してもらいたい。
          • がんに関する情報をもっと公開してほしい。抗がん剤の認可にかかる時間を短縮してほしい。
          • 小腸の方まで検査をしてくれていたら、もっと早く見つかったはず。今後は小腸も検査の対象に入れてほしいと個人的に思う。
          • 経済的な問題で十分な治療を受けられていない人がいる。県として経済的な問題に取り組んでほしい。
          • がん検診の受診率が上がるように、他県の制度も参考にして県が工夫をしてほしい。
    • 子宮がん
      • 発見
        • 異常の発見
          • また生理かなと思ったら、それが出血しているんです。
          • 微妙な出血は確かにちょっとあったかな
          • 出血があったんですよ。最初は軽いおりもので、「あれ」と思っていましたけども。
          • 米粒くらいの出血がありました。
          • 私は更年期なんだ。そのための出血なんだと私もそこで思い込んで。
          • 痛くもかゆくもない、出血もない、おりものもない、全然です。
          • 何も全然前ぶれもなくて、夕方に帰ってきたときに、具合が悪くて吐いたんです。
        • 検査と診断
          • この体がんというのを知らなかったから、子宮を診てもらったら子宮全部がわかるものだと思っていたの。
          • 婦人科は下を診てもらうわけですけども、それを自分で納得することがなかなかできない。
          • 子宮の病気とかになると、何となしに恐れを感じて行きたくないんですね。
          • 女の人はあまり進んで行きたいところではないですよね。
          • 開けてみなければどうかわからない。
        • 診断されたときの気持ち
          • とにかく真っ白になって、何が何だか全然わからなかったんです。
          • がんになったというのは、ショックですよね。
          • がんイコール死。もう帰って来られないかなと思う感じでした。
          • 「もうたくさんだ。何で?」という感じでした。
          • 初めはやっぱり悲しかった。でも、2回目に(肺がん)なったら、さすがに、自分でも度胸がついてケロっとしていたけど。
          • 頭の中で、えっ、頸がんって何ですか、がん検診はがん検診じゃないんですか。
          • 先生にも、「あなたは本当に運がいいですよ」って言われてね。こんなに早く見つかる人はめったにいないですって。
          • とにかく治るって言われたのが頭にあるから。
          • 一瞬にこれで人生が終わってもいいってそのときに思ったんですね。
        • 病院・医師の選択
          • 地方ですと、病院は限られています。
          • 早いほうがいいって言われて、B病院がいいかなと思って、そちらへ行ったんですよね。
          • やはり遠くのほうに行けば、娘の仕事があるため、なかなか来れないでしょう。
          • 遠いところに行くと、家族にも負担がかかるわけでしょ。
          • 病院を変えて、別な産婦人科に行ったんです。本当に意を決して。
        • 治療法の選択・意思決定
          • とにかくここでやってみようと思って先生を信頼して受けることにして手術をしましたね。
          • 迷わなかったんですよ。今のうちだったら治るって先生に言われたものだから、それを信じて行ったものだから、全然、心配はしなかったんです。
          • かえって、その知識のなさが、先生の言うとおりにしようという感じでした。
          • 自分のことは自分でちゃんと生きてきた証として、自分のことは自分でケリをつけたいと思います。
          • 病気で早く取ったほうがいいのかなと思って、全然、違和感なく手術はしました。
          • 私、抗がん剤やらないと思います。食事療法をやると思います。
          • 病院にいたほうがわ(私)も安心だじゃ。
      • 治療
        • 手術治療と後遺症・合併症
          • 手術が終わってから先生に、「命拾いをしましたよ。1時間遅かったら、だめだったんですよ」って言われたときは、自分でも「1時間で私は死んでいたんだ」って思って、そのときのほうが子宮がんのときよりも大変だったような気がします。
          • 子宮を取ったらどうなっているんだろうなと思って、ちゃんと縫っているんだそうです。知らない人は穴があいているんじゃないかと言うけども、ちゃんと縫っているそうです。
          • (手術によって)あるものがなくなってしまえば、何かペタンと力が入らないんですよね。とにかく、1週間くらいはベッドから動くことができなくて。
          • 傷の痛さよりもガスが出ないのが苦しくて、ベッドの上で転げ回って、「傷口が開かないのかしら」ってみんな心配するくらい。苦しくて寝ていられなかった。
          • 手術の後は、痛いのは痛いんですよ。だけども、痛み止めはあまりしないほうがいいですよと言われて、あまり痛み止めをやらなかったんです。
          • 終わって目を開けたら、あ、生きて帰って来たって思いました。
          • がん、がん、がんが頭に来ていまして、先生が言わなくても自分でそう思っているから、もう手術して、元気になりたいということだけでした。
          • 先生が言うように、あってもなくてもいいような、もう役目がないのであったら、なくて軽くなったほうがいいのかなと、だんだんプラス思考に考えるようになりました。
          • 縫ったところは引きつってるような感じにはなっています。
          • 恥骨の半分左のほうが痛むんですよね。毎日じゃなくて、たまに痛むの。
          • ほとんど朝から夕方まで、トイレに行かないことがあるんですよ。そうすると、具合が悪いですね。ですから、なるべく水を多く飲んで。と思ってても、たくさん飲んでいますけど、行かないですものね。
          • 自分では全然感覚がないけども、手術して、退院しても、半年くらいはしょっちゅう、おもらししていました。
          • うちは普通です。初めからそんなに違和感がなくて、私はもったいないから、何となくいたわって使わなきゃと思ってね。
          • ほてりとかそういうのは、私は子どもがいるから、これに負けていられないと、更年期は全然というほど、そのときは感じられなかったです。
          • 先生は「60歳になると更年期障害というのはないですよ」なんて言ったんだけど、急にあるものがなくなったから、顔が真っ赤、今もちょっとすると、顔に来るんですね。のぼせるように、顔がバーッと熱くなって、入院したときに特にそれがひどかったんですね。
        • 抗がん剤治療と副作用
          • ナースセンターのところに行くときはシャキッとして、エレベーターに乗ればしゃがんで、タクシーで家に帰って来るの。
          • とにかく食べたくないものですから、匂いがすごいんですね。あらゆる匂いが気になるんです。
          • 抗がん剤をやっているときにはだんだんと、それも全く欲しくなくなったんですよね。
          • 食べ物の味覚が変わって、何を食べてもおいしくない。人が食べないようなもの、食べたくないようなものを食べたりしていました。
          • 点滴の薬は強くなくて、髪の毛もそんなに抜けなかったんです。でも、具合が悪くなったりしたから、治療を途中でやめるかといってやめました。
          • もうできないと思って、これは生きている価値がなくなる、死んじゃうと思いました。
          • 寝ているのがつらいからと起きて、座っても、なおつらい。どっちを向いてもつらいんです。うつ伏せになってもいられない。思い出しても本当にぞっとします。
          • とにかく、寝ていたいということでした。寝ていても、そうかと言って寝てもいたくはない、起きてもいたくはないという感じです。
          • この抗がん剤で死んじゃうかもしれないと思ったんです。だめだと思って、3回と言われた抗がん剤を1回でやめました。
          • 看護師さんにも先生にも、自分の好きな物を食べてもいいし、飲んでもいいと。でも口が、身体が寄せつけないんだもの。
          • 今は、腎臓は半分しか動いていないよ。これも抗がん剤から来ているから、元々、腎臓が悪いほうではないけども、と言われました。
          • 白血球の注射は何回やったかな。私は3本。一番多くて6本。白血球が上がらない人は10本。しょっちゅうの人は入院したみたいだけども
          • あらゆるところが抜けましたよ。まつ毛、眉毛、鼻毛。それから、うぶ毛ですか、全部です。
          • 治療するたびに「白血球が下がっています」って個室に行って、何とかどうにか退院してきました。
          • 抗がん剤治療が終わって2週間が過ぎたら途端に、本当に一気にですね。そしたら、髪の毛が抜けて、このままではとてもでないけども人にも会えないと思いました。
          • 美容院から、かつらを買ったの。そしたら、試着ができないって言われて、注文をすればそれで終わりでしょう。そうしたら、大き過ぎた。(笑)帽子をかぶっているみたいでダメだった。
        • 放射線治療と副作用
          • ラジウムを差し込んで子宮の中に入れて。ですから、トイレも流さない。「えっ、先生、これ流さないと大変でない?」「仕方ないでしょ」と言われてね。
          • 治療に負ければ、結局、家に帰されるんです。5日でも家に帰れば、その分、日にちがこっちに延びちゃうわけで、60回、80回の治療が終わらないと絶対に帰れない。
          • 地下に行って治療というのは、特別に隔離されてするという感じがあります。
        • ホルモン療法
          • 乳がんになる恐れがあると言われると、やっぱり飲まれなくなるんですよね。
        • 治療中の気持ち
          • あのときもちょっと心配で、この封筒を放射線科に持って行きなさいと言うんです。パチンと封のしてあるのを、もう時効だけども、(診断書の)中を開いて見ました。
          • 治療中は4週間に1回(入院しに)行くでしょう。私よりも健康な人だったのに次々と(亡くなりました)。 (周りの人たちが亡くなって)不安になりますよ。
          • 自分ではどのように生きていけばいいのかなというのが入院中に悩みました。だれに相談するということも結局できないような、どこで聞けばいいのかわからない。
      • 再発・転移・新たながん
        • 再発・転移・新たながんの徴候と診断
          • 2回目になったら、さすがに、自分でも度胸がついてケロっとしていた。今回は驚くことってそんなにない。驚かなくなったもの。
          • 皮膚がんが見つかりましてね。背中ですから、全然気がつかなかった、何年も。痛くもなかったし、ただ、ジクジクしたり乾いたりという繰り返しだったから
          • 1つがん細胞が見つかったんですよ。それで半年間、6クール、抗がん剤やりませんかという話をそこでされて、そこでまた、さらに深い谷底に落ち込んで
          • D病院に行きなさいと紹介状を書いてくれました。すぐに持って行ったら先生に「手術をしなきゃだめだ、腫瘍だ」と言われました。
        • 再発・転移・新たながんの治療
          • でも、今は、去年なんか手術しても、そんなには悲しまなくて。(手術の後)1種類だけだからと先生に言われて。それは2年半くらい飲んでいました。
          • 皮膚がんのほうは、あ、大したことないという感じ。皮膚がんそのものを知らなかったでしょ。手術も簡単に部分麻酔で済みました。
        • 再発・転移・新たながんとの付き合い方
          • 生きているだけでいいでしょう。(笑)生きられることはありがたいことです。だって、周りの人が次々に亡くなっていくんだもの。
      • 生活
        • 治療後の定期検診
          • 血液検査をすると、次の検査のときまでわからないんですよね。血液検査してもし何かあったときはすぐお電話しますということにして。
          • とにかく「大丈夫。これで再発しないから大丈夫だ」と言うまでとにかく通って、薬を飲みました。
          • 検診していることが私にとってはある程度の強み
          • 良くなったとはいえ、まだお友達なので
          • 5年たったので、「おめでとうございます」って言われてね。
          • 「10年以上たっているからいいでしょう」って言われました。
          • まだ許されてはいない。
        • 病気後の体調管理
          • 私、もともとお菓子とかも好きな人間なので、最初は我慢してたんですけれども、我慢するのもストレスになっちゃうので、そこそこ食べたりして、何でもストレスに感じないようにしてやっています。
          • いろいろながんにならないための食事の仕方とか何とかって何も決まったものはないでしょうけども、一生懸命それにやっていこうと思ってやってきたわけです。
          • このごろは食べ物とか飲み物に気をつけて食べていますけどね。
          • 何でも食べて、お仕事もできるようになりました。
          • 食べるものというのは意外と気を遣いますね。
          • ストレスといえば聞こえはいいですけれども、自分でつくってしまったようなところがありますね。
          • 生活の不規則が病気をする原因だったって、今だとそういうふうに思えます
          • がんになり得るものはみんな持っているけど、どういうあれで発症するかは・・・環境をどう変えたらならないのか教えてほしいです。(笑)
          • 太らないように、できるだけ体を動かして、食べるのもあまりおなかいっぱいにしないようにしようとか。
          • なるべくヨーグルトとか、毎日自分でつくったものを食べるようにしています。
          • がんに対してのイメージ療法というのがあって、言い聞かせる。
          • 呼吸法を身につけたいなと思って、どこかに習いに行かなきゃと思ってNHKの講座を見たら、夜の部に「気功」というのがありまして、たった月2回ですけれども、自分に負担にならないなと思って、今もそこに通っています。
          • やっぱり免疫力。だって、自然治癒力は自分が持っているものですよね。
          • 犬の散歩をしてあげたり、洗濯もなるべく、2階に洗濯場があるんですけども、2階に上がったり下がったり何回も、自分の運動だと思って歩いています。
        • 経済的負担
          • 仕事をしている身としては、仕事は休まなければならないし、収入はない、挙げ句の果てに支出はあるという状況に置かれますからね。
          • 本当に抗がん剤とか、高いお金がかかるでしょ。何とかならないのかなと思います。なぜ、がんだけ別なのかしらと思います。
          • お金で命が買えるんだったら、何ぼでも出してもいいなとだれでも思いますものね
          • 退院してしまえば高額医療費までいかないけども、月に医療費が2万円、3万円と出るのが一番きついですね。
          • がんをすればお金がかかります。あれも食べなきゃだめ、これも食べなきゃだめと言えば、お金に関係なく栄養をつけていました。
          • 自分が病気したもので家族全部の、(民間の医療)保険を見直ししなければと思って、ただ無駄に掛けてもと思ったりしています。だからみんな直しました。
          • 入っていた保険が68歳になったら保険料がグンと高くなったんですよ。倍くらい払わなければならないもので、ちょっと馬鹿らしいなと思ってやめちゃった。
          • 入院費はそんなにね、自分でそういうのを掛けていたからそんなに苦にならなかった。
        • 病気と仕事・家事との両立
          • うちのことを一切やっているから感謝されています。やらなくなると、何か寂しくなる
          • もう(運転免許は)取れないと思って、本当に1回やめたんですよ。でも頑張って運転免許も取りました。
          • 入院、検査をしているときはやめるとも何も届けなかったけども、自然にこうやっているうちに、最後に手続きをしてやめました。病気が病気だからやむを得なくやめましたけど。
          • 身体を慣らしなさいと言われて、3~4日間は半日くらいで帰って、そして次からは普通に働けるようになりました。
          • 初めは(病気のことは)内緒にしておいたんですよ。でも、さすがに手術をするときは、言わないと休みが取れないから 。
          • 「いや、実はちょっとお休みをいただきたいんです」と恐る恐る聞いたら、「ああ、いいですよ」とお休みをもらえたんですよ。
          • 重労働の仕事も何もないし、普段の家事ですよね。でも、1カ月くらいほとんど何もしないで、大事にされました 。
          • 頑張って働きますといっても、やっぱり病気も悪化させるし、だから思い切って仕事を辞めた。
          • 5年たってなかったので、だから、ちょっとアルバイトに出ようかなと思って先生に聞いたんです
          • これ(仕事)を辞めなければこの病気はクリアできない、また再び(病気に)なると思って、辞めた。
        • 偏見・他者の眼差し
          • (温泉)やっぱり初めは嫌だったね、タオルで隠して入りました。
          • やっぱり、病気をしてない人には言ってもわからないから、勝手なことや人を傷つけるようなことも言うでしょう。友達に言われたのが悔しかったんですよ。
          • 知らない人に声をかけられるんですよ。「元気になった?」って。この言葉がきついんですね。
          • ただ、人の言葉は一番つらかったね。退院してからの言葉がね。
        • 病気と折り合って生きる
          • 絶えず常に頭のどこかでがんを考えます。そしてイコールで最悪のことを考えています。
          • ピンピンコロリで、死ぬまでピンピンしてコロリと死にたいから。
          • 自分では気をつけているつもりだけども、いつどういうふうになるかわからない
          • 転移が来るんじゃないか、何が来るんじゃないかと。卵巣がんは大変だっていうから、1つ残さないで全部取ってもらればよかったです
          • やっぱりくよくよしない、前向きに生きるということですね、それが何よりだと思います。
          • やっぱりまだ、本当には受け入れられていない自分がいるんですね。
          • がんに感謝して、楽しく生きることができますと言えるまでになりました。
          • 気づかなかったものを気づかせてくれたのも、この病気のおかげかなと思って。
          • 病気をしたことによって、悪くじゃなくて、いい意味で、与えられたものだから、それを与えられたように受け止めていけばいいと思って過ごしていますね。
        • 体験者からのメッセージ
          • 正しい情報を得ていかなければいけないと私は思います
          • 自分の病気がどの程度のものか、そして、自分の現在の状態はどうなのかを知らないとだめだと私は思っています。
          • 自分で考えなきゃだめですよ
          • 一人というのは寂しいですよ
          • 悩みは一人では解決できない場合もありますから
          • 患者さんがもう少し勉強してほしいなというのが願いです
          • 早く検査して、早く治療したほうが日にちはかからないから、検診だけは受けたほうがいいとつくづく思います。
          • つらさを乗り越えると、気持ちから何から違ってくると思います。
          • とにかく病気をした人が病気をしていない人に検診を受けるということを伝えていかなければいけないし
      • 関係
        • 家族の思い・家族への思い
          • 「お母さん、もう3人も子供を産んだし、子供も要らないし」って娘に言われたんです
          • 私一人のおかげで(家族が)こんなに苦しむんなら、死んだほうがいいと思ったんです
          • (子宮全摘して)女じゃないという気持ちになったけれど家族の支えがすごく力になりました
          • 娘もがんになるのではという不安はすごく大きかったです
          • 弱音を吐くと家族の者にも心配をかけるからなるべくそういう面を見せないような感じで過ごしました
          • 兄嫁も心配してくれたと思うんですけど兄が「自分で食事療法決めてるんだからそれもいいんだよ」って言ってくれて
          • みんなから支えられてここまで生きてきました
          • 私がいないと、料理なんかも息子がやるそうですよ
          • 娘が寂しくてゲームばかりやりに行ってお金がすっからかんになったと
          • やっぱり、何がつらいと言われれば子供ですね。子供が小さいから、家に帰りたい
          • 私ががんになっちゃったから心配かけて申しわけないなと思ったのは事実です
          • 夫がエプロンかけて歩いていたとよその人から聞いて申し訳なかったと思いました
          • (子宮や卵巣を)全部取ってるから体がもたないというか、要求してないんです
          • 半年はもったいないから(体を)大事にしました。(その後の性生活は)拒否するときも受け入れるときもあります
          • 1カ月くらいは、先生がいいって言うまではだめだったんです
          • (術後の性生活について)聞きたければ教えますと病院では言われました
          • 看護師さんがちゃんと説明してくれて夫婦生活は心配しないで帰ったんです
          • うちの旦那は丈夫な人で、病気にあまり関心ないんですよ
          • 「おれ、お正月に何食べればいいの?」って主人は言いました。
          • 夫は病気をきっかけに変わりましたね、もう全然
          • 夫の支えで、がんになっても大丈夫なんだなと感じました
          • お父さんが家の中のことを全部、1から10までやってくれたんですよ。
          • お父さんは天井がグルグル回ったって
        • 周囲との人間関係
          • 先生が私の肩をつかまえて「とにかく体を休めろ」と言われて
          • 料理を作って持ってきてくれたり、娘の幼稚園のバッグをつくってくれたり。あれは絶対に忘れないです
          • 全く同じく扱ってくれたのがうれしかったです。私を病人としてでなく
          • 人から話が広まっていくよりも、自分で言ったほうがいいなと思って
          • 私は本当にがんというのが嫌だったものね。がんと言えば明るくないでしょう
          • 「大変だね」と言って何か気を遣われるのが嫌なものだから、(病名を)言わないの。
          • グループの存在がすごく私には、ほかのお薬よりも一番効く薬だと思っています
          • だから患者会があって良かったなと思うし
          • 入ってすごく幸せに思っております
          • いろんなことが、がんによって、結局、がんになったおかげで
          • 前向きに生きなさいと言われましたね。それもそうだがもしれねなと考えるようになりました
          • 病気をして良かったこともありますよ
          • 何も飾らなくてもいい場所だから、特に言いたい放題言っていますからね、皆さん
          • やっぱり同じ病気だからこそ、話せるのかなと思うんです
          • 会の人のほうがしゃべりやすいから
          • 会の友だちのほうがいろいろなことを話せて、気楽でいいですよ。
          • 私の手料理で1日おしゃべりしようというのはずっと続いています。それは私も大好き。
          • 6月に全国の「患者会」で北海道に行って来たんです
          • がんを体験した方たちのお話が耳に入ることによって、自分の気持ちがどんどん癒されていって
          • いろんな方の話を聞くのも大事ですよね
          • いろいろな人の話を聞いたり、体験を聞いたりしているから、そんなにビックリしないんですよ
          • この会は年に何回も集まらないけれど会合では話し合います
          • 今、進行中の人とかはあまりいなくて、もう元気な人がわりと多いんです
          • 私は嫌だから入らなかったんです
          • ほかにももっと情報を得たいと思って、患者会に入りたいと思って
          • 「こういう会があるんだけども入らない?」って、誘われたんですよね
          • 「A患者会」のB会長さんの新聞の投書欄のところに、「こういう会がありますけど、お話しませんか」というのが載っていたもので
          • 1年ぐらい前に新聞に載っていたのを見て、その半年ぐらい前に
          • あの人は(治療に)行かなくてもいい、なぜなんだろうとか、そういう葛藤が出てきましたね
          • 私より遅く入って私より早く退院していくんだもの、それの悔しかったこと
          • 同室の人が次々に亡くなって次は私かなと思ったりして
          • 退院してから年2回、みんなでどうしてるかということをおしゃべりしようと
          • 私一人じゃない、みんなが(髪が)抜けているんだなと思いました
          • 楽しいお話をして。だって、病気のことを忘れるもの、みんな同じ病気だから
          • 友だちと別れるというのがつらかったですね
          • ずっと行動を共にして、助けられて、さまざまです
          • 抗がん剤の人は同じサイクルで入退院するから大体顔見知りになる
        • 医療者との関係
          • (看護師さんは)時間の制限とか、体力的にも大変だろうと思います。だから、要望だけでなくて、自分でできることは自分でしよう
          • 愚痴を聞いてもらえば助かる。
          • 落ち込んでいたとき1時間ぐらい、看護師さんとじっくり話をしてメンタル面ですごく助かりました
          • 本当によくしてくれました。婦人科のスタッフの人たちはものすごく気を遣っていますね
          • 医者はサービス業の一種だと思うんですよ。メンタル面でも力になってくれると、相乗効果で病気は治ると思うんですよね
          • 秘密にしていた自分の病名を、病院から外に漏らされた
          • (病名)告知もなかったけれども、あのときに助けてもらったのは確かに病院です
          • この患者はこういう症状だからとそんなに深くはね
          • 受診する前に看護師さんが話を聞いて、患者の聞きたいことを医師に伝えて欲しい
          • 医師が治療法や副作用について説明し、その病気に対しての情報は伝えてほしい
          • 本当に聞きたいときは書いて、これだけは聞きたいと言わなければ、患者のほうも協力してあげなきゃだめでしょ、忙しいんだから
          • 先生がお話をしているときに話せば怒られるんですよ。患者さんがあれもこれも聞けば本当はダメだから黙っているんです
          • 実は裁判は起こさなかったんですけれども(医師と)示談したんです
          • 医師が患者と向き合ってくれず、悩みも聞いてくれない
          • 先生に「データをコピーしてください」って言ったら「そんなのわからないでしょう」って言われたの
          • どうして私が出血したと言ったときに、体がんの検診も先生がしてくれなかったのだろうと思って
          • 先生を信じるしかないなと思って治療してきました
          • 先生を信頼するということは、患者のためにすごくプラスになります。決めたらそこを絶対信頼しないと
          • 私はその先生に命を預けたんだから最後まで預けたいなと思いましたね
          • 先生とちょっと話をしてくれば安心感があるんです
          • 「大丈夫だよ」と言ってもらえる、先生の顔を見て帰ってくるだけで良かったと思って、通い続けました
    • 前立腺がん
      • 発見
        • 症状と受診のきっかけ
          • 昼間だけでなく、夜中のトイレも異常に近かった。町の泌尿器科を受診したら、血液検査のために大きな病院を紹介された
          • おしっこが我慢できなくなったが、年のせいだと思って、そのままにしていた。検診でPSA検査の数値が、昨年と比べて上昇したため、病院を紹介された
          • お酒を飲むとおしっこが近くなるのに、チョロチョロしか出ない。薬を飲んだが症状は改善されず、暫く放っておいたが友人の話に触発されて再受診した
          • 血が混じったおしっこが出た。泌尿器科を受診して、炎症の薬を服用したが、血液検査の数値は高いままだった
          • 陰部がかゆくなった。塗り薬をもらおうと泌尿器科を受診した時、たまたま、待合室でPSA検査の情報を見て、検査を受けてみた
          • 自覚症状は全くなかった。健康診断に導入された前立腺のがん検診を受けたら、要精密検査という結果が出た
        • 診断のための検査
          • エコーの器具を入れて生検を行なった。検査の後、おしっこと一緒に血液が出たが、医師からはだんだん薄くなって治るといわれた
          • PSAの値が上昇した1回目の生検では、がんは見つからず、2回目の生検で、がんが見つかった
          • CTや骨シンチの検査で転移はないことがわかった
          • 触診をしただけで、がんであることを告げられた
          • PSA検査の数値が上がってきたので、生検を受けた。12か所から採った細胞の1つにがんが見つかった
        • 診断されたときの気持ち
          • 単刀直入に伝えられると思っていなかったので、瞬間的に頭が真っ白になった
          • 自分ががんになるとは考えてもみなかったから、意外で、びっくりした
          • いよいよ来たかと思った。治る、治らないよりも後遺症の方が心配だった
          • 取ってしまえばいいと思ったから、びっくりしなかった
      • 治療
        • 治療法の選択・意思決定
          • 病院でがんのパンフレットをもらってきて、手術をしようと決めた
          • がんを取れるなら取ってしまったほうがいいと手術を選んだ
          • 放射線でがんが残るより手術で取った方がいいと思い手術した
          • 別のがんを手術した傷が今も痛むことと、家にいなければならない事情があり、放射線治療を選んだ
          • 定年後でこれから働くわけでもないから、手術はせずホルモン剤の注射でカバーしようと医師と話がついた
          • 医師のすすめで3年間薬を飲んでいたがその後担当医が替わり即手術した
          • 治療について決めるよう医師から言われても、検査結果から自分で判断するのは難しい
        • 病院・医師の選択
          • 各病院でできる治療法や患者数を調べて選んだ
          • 当時の住まいの近くだったのでその病院を選び、医師を信用していたので引越し後も通った
        • セカンド・オピニオン
          • 別の病院に行こうとしたら病院スタッフが難色を示した感じがした。セカンド・オピニオンへの対応は医師やその機関によって違いがあると痛感した
          • 知人から「前立腺の権威」と聞いた東京の大学病院に行ったが診断は同じだった
        • 手術療法
          • 3時間の手術だったが全身麻酔で痛みもなく、あっという間だった
          • 心臓の持病があり心配だったので目が覚めたとき麻酔科の先生に「本当に3時間半やったのでしょうか」と聞いた
          • 3時間の手術だと聞き医師に全身麻酔でと頼んだ。術後も痛みは何もなかった
        • 放射線療法
          • 放射線療法とホルモン療法を併用している
          • 放射線治療の35日間は体重や体型を変えないよう医師から言われている
          • 2回の手術治療をしたが、またがんが見つかり放射線治療をした
          • 体がだるい、肛門のただれ、おしっこが急にしたくなるなどの副作用があった。一番苦しかったのは酒が飲めなかったこと
        • ホルモン療法
          • 治療を始めてからは1日に2~3回体が熱くなり顔が真っ赤になった
          • ホルモンの注射をして半月ぐらいすると脇の下や太ももに湿疹のようなものができてかゆくてたまらない
          • 汗が出るし、体はだるいし、治療を始めてからは仕事を休んでいる
          • 副作用で眠れなくなり、薬を2〜3回変えた
        • 補完代替療法
          • 本を見て、クロレラ、アガリクス、を飲んだらPSA値がガクンと下がった。高額なフコイダンは3回ぐらい飲んでやめた
          • 効いているのか効いていないかわからないがフコイダンと米ぬかを発酵させたサプリメントを飲んでいる
          • できるだけ数値を下げたいので医師のすすめがあればサプリメントを購入したい気持ちはある。しかし逆に「何も要らない」とい思うこともある
          • 宣伝でいろいろな効能が言われているものもあるがあまり信じない
          • がんに効くという温泉に行くと何年も闘病している人が来ている。自分も苦しい自覚症状がないのが効いている証かなと思っている
          • 自分の血液を採り、赤血球を培養して戻す免疫療法を10回やった
        • PSA値の推移と再発・転移
          • 手術後PSA値が0.4か0.5に下がったが1年後に2.0になり睾丸切除の手術。一時的には下がったが、再度上昇でホルモン剤を併用したがまた上がってきている
          • 手術後PSA値が1.8になりMRIを撮ると手術ではがんが取り切れていないことがわかった。それで放射線をやろうと
          • PSA値はだいたい6.4できているが、上がれば薬(ホルモン剤)を変えている。今年21.4になったが薬を変えてまた下がった
          • 手術してから2年目だがPSA値はずっと0で、今は薬も飲んでいない。医師は5年間は気をつけるよう言われていて4ヶ月に1回検査に通っている
      • 生活
        • 男性機能への影響
          • 前立腺をとって、夜の方は完全にだめになった
          • 睾丸(こうがん)が凝縮されるような感じがはっきり分かる
          • 自分のように70歳代であれば、性機能がだめになってもいいけど、使う、使わないは別として、やっぱり寂しい
          • 性機能は、男性としての矜持として保っていたいという気はあるが、固執するつもりはない
          • 年齢的なものもあるだろうが、性機能に関して、そう変わりはない。医師から効く薬を2、3回もらったことがある
        • 排尿への影響
          • 尿が出にくかった時、尿道に長い針金のようなものを入れる処置をした。現在も、若い時より尿が出にくい
          • 手術の後、尿漏れパッドが手放せなかった。夜トイレに起きる回数が増えた
          • 手術から1ヶ月だが、立った瞬間にちびる。おしりに力を入れると大丈夫だが、そればかり気にしていられない
          • パッドのついた下着などを準備したが、慣れていないから履きたくない。普通の下着で過ごしている。夜のトイレの回数が減った
        • 病気との向き合い方
          • 病気になって、時間が限られているので、一生懸命になってちょっと密度が濃くなった気がする。人に対して、何か手助けできないかと思うようになった
          • がんに加えて他の病気もあり、座して死を待つほかないだろうが、マイナス思考が強くなる。趣味で癒そうと毎日を過ごしている
          • 医師から「体質的に2、3年後になる可能性がある」と言われ、他の場所にがんが出るのかなという不安がある
          • 放射線治療の効果があればいいが、なければ何をすればいいかが心配。勘弁してほしいと言いたくなる
          • 違和感があるときがあり、少し心配になるが、人と話したりして忘れるようにしている。いつもそればかり気にしていたら大変だと思う
        • 自分で考える、前立腺がんになった原因
          • 母が胃がん、母の兄弟二人もがんになっている。自分も胃がんや腸がんになる可能性があると昔から思っていたが、前立腺がんとはびっくりした
          • 素人の勝手な想像だが、畑作業で農薬を使うことが原因じゃないかと思う
        • 経済的負担
          • たまたま父親が自分のためにがん保険に入っていたのと、高額医療保険制度を使って、治療費の心配は特別なかった
          • 検査や治療で、3ヶ月で27〜28万円かかった。一ヶ月で8万円以上にならなくて高額医療保険制度が使えない月もあった。昔入ったがん保険から一時金が出た
          • 手術の費用は、高額医療保険制度で戻ってきたので大丈夫だったが、活性化免疫療法は自由診療のため、交通費も含めて大きい出費だった
          • アガリクスなど健康食品は高額だが保険が効かない。検査やホルモン療法は保険が効くが、保険に入っていなかったらやれないと思う
          • 高額医療保険制度などで、今はそんなにかからないと感じている。いいと思ったことは経済的なことは二の次でやっている
        • 再発予防と体調管理
          • 乳製品があまりよくないと聞いて、食べなくなった
          • 飲み会になるべく参加せず、野菜中心の食事にしている
          • 前と同じようではいけないと思う。お酒の量を減らしたり、休みを増やしたりしている
          • 食事に気をつけている。今まで以上に妻が口やかましくなったが、以前のように一喝しない
          • 日常生活は、手術する前と全く同じ
          • 手術してから1週間、2時間くらい歩いた。体力が回復し、日常生活に戻るのに支障はなかった
        • 要望・メッセージ
          • 今までよりも多くの種類のがんの検診をスムーズに受けられるようなシステムがあるとよい
          • 検査はやった方がいいと今回つくづく思った
          • 前立腺がんの検診は採血だけでできるということを大々的にPRする必要がある。局部の検査を受けると思ってやらない人がいると思う
          • 前立腺がんの疑いがあった時に、早めに健康診断を受けたり家庭医に相談できる窓口があるとよい
      • 関係
        • 医療者との関係
          • 先生を信用してるんだよ、ものすごくいい関係
          • 主治医の先生は、非常に信頼できました
          • 「そういえばPSAの数値が高いんだよね」と、あとになって言われても
          • 前のお医者さんに「死ぬまでがんになりませんよ」と言われたのに
          • 先生は、治療の方法を選びなさいというより、ある程度、助言してくれた方がいいんじゃないか
          • 「75歳以上の人にはすすめないけども、74歳ですから手術をすすめる」と言われても、個人的な体力は違うでしょう
        • 家族との関係
          • 母も姉も体調が良くないのに、私に負担をかけないようにしているんです
          • 妻も子もべつに驚かず、生活もそんなに変わらなかった
          • 暗くなってもしようがないから明るく治療に専念しようと、そうやって家族とやってきたんです
          • きっと家族は私に意識をさせない気遣いをしているんだなと思っています
          • 自分でおやじの面倒も見ているので、私、手術するとなると、おやじが大変になるのさ
          • 一応、遺言みたいなのを書いて、毎年書き換えてるけどね、すっきりするよ
        • 周囲の人との関係
          • がんそのものはいいんだけども、入院したとなるとお見舞いがあるでしょう、それが悪いから教えないの
          • 飲めないからって言ったら、ああせばって気を遣ってくれて、誘ってくれないんですよ
          • まだ何をどういうふうにするかも決まっていないのに、友達にも近所にもしられたくないしね
          • 特別、おれはがんだとしゃべって歩くわけでもないんですけど、別に知られてどうということでもないなと
        • 他の患者との関係
          • 病院で知人とばったり会って、初めて他人とがんのことについて話をした
          • みんな大体同じ、「がん連盟だな」って笑いながら、私が情報源になったわけです
          • 挨拶しても返事もないし、お互いに会話がないんです、「ええっ?」と思ったね
    • 肺がん
      • 発見
        • 診断のための検査
          • 検査入院。内視鏡検査。検査はさほど苦しくなかった。
          • 最初はかかりつけの病院で喀痰細胞診と喀痰を培養する検査を行い、それがきっかけでがんが判明した。
          • 再度、大きな病院の呼吸器科で検査を行い、腺がんと診断を受けた。レントゲンでは分かりにくいため、手術の際、リンパ節を切除して検査した。
        • 情報の集め方・プロセス
          • 身のまわりの本で調べたが、あとは先生にお任せした。
          • 医師から診断書をもらい、自分の肺がんの種類や治療法、病院などを調べた。
          • 病院に置いてあるパンフレットを持ち帰り、選択可能な治療法について情報を集めた。
          • 同室の「先輩方」から、治療法や副作用についてアドバイスを受けた。
        • 思い当たる肺がんの原因・喫煙習慣
          • 肺がんをきっかけにたばこをやめたが、それまで1日に3箱吸うこともあった。
          • がんが見つかるまで、強いたばこを1日1箱以上吸っていた。
          • 20代からずっと喫煙してきたが、手術を機に禁煙。
          • 肺がんで亡くなったご主人の副流煙を、30年以上吸っていた。
          • 宴会などで、周囲の人々の喫煙を不快に感じるようになった。
          • 両親はたばこを吸っていたが、一緒に暮らした期間はそれほど長くない。
          • 父親も肺がんで、兄弟もがん保険に入るなど意識している。
          • 体質的にがんが出やすいと、医師に告げられた。
          • 東京で20年間トラックの運転手をしていた。
          • 夜間が中心の不規則な仕事を定年まで続けた。
        • 発見までの経緯
          • 健康祭りに来ていたCT車でたまたまCTを写したところ、影が見えたという結果が出た。
          • 職場の健康診断で発見、一瞬ポカンとした。
          • のどの痛みが時折あり、職場の定期健診でも要精密検査になった。
          • 健診で影が見つかるが、その年は大丈夫と言われ、翌年の健診で影が濃くなっていた。
          • 風邪で来院したが、その後の検査で胸水を発見した。
        • がんの判明
          • 気管支鏡検査の結果、がんと判明。患部に機械が届かなかったので、手前の組織を取って調べた。
          • 腸閉塞と肺炎で入院した際に撮ったレントゲンで、左肺に影が見つかる。
          • 覚悟を決めるまで10日ほどかかった。その間は、いろいろ考えてしまう夜が怖かった。自分ががんになると思っていなかった。生への執着を強く感じた。
          • 判明後も以前と変わらず仕事に励んでいると、家族から「肺がんでも悪性と言われているから、無理はしないでください」と告知され、ハッとする。
          • 取れば治るという気持ち。他人事のようで、ショックも不安もなかった。
        • 治療法の選択・意志決定
          • 患部が気管支に近く、手術には左肺下葉すべての摘出が必要と言われた。
          • がんは肺の端のほうにあり、大きな部位切除の説明に疑問を持ったが、自分の意見を言えなかった。
          • 手術を迫られ、考えがまとまらないうちに実施。
          • 先生に「はい」「お任せします」ばかりで、選択肢について質問しなかった。
          • 手術を考えていたが、息子たちと話し合い、合併症の危険の少ない放射線治療を選んだ。
          • 抗がん剤治療を経験した知人の話を参考にして、手術を選択。
        • セカンド・オピニオン
          • 再発の兆候をもっと詳しく調べるために、セカンド・オピニオンを求めた。
          • 地元の先生を信頼してやっていくため、一度もセカンド・オピニオンを受けず。
          • 担当医師を信用して、セカンド・オピニオンを求めなかった。
      • 治療
        • 外科療法
          • 胸を開いてみて、がんの部位が判明。左の上葉だけの摘出。
          • 胸を開いて、リンパ節に転移していることが判明。
          • 胸腔鏡手術①
          • 胸腔鏡手術②
          • 背中側を開いた手術
          • リンパ節への転移がないかどうかを、リンパ節を切除して検査。
          • 声帯に近い部分のリンパ節を切除。
          • 自分でも不思議なくらい、不安などは全然感じなかった。
          • 肺活量の検査をしたり、肺呼吸で肺を鍛える器具を用いて、手術に備えていた。
          • 待たされている期間が苦痛だった。
        • 化学療法
          • 手術後、半月に一度抗がん剤を打った。予定より短い回数で切り上げることができた。車で片道約一時間の道のりを、自分で運転して通院していた。
          • 医師にイレッサを勧められるも、身内に服用後2週間目に亡くなったひとがあり、2年ほど怖くてやらなかった。しかし服用後、効果があらわれた。
          • 抗がん剤で間違いなく髪の毛が抜けると言われたが、髪の毛は生きていくために必要ではないと思い、治療を受けた。
        • 代替療法
          • 病院には内緒で、セカンドオピニオンというかたちで東京の病院で免疫療法を受けた。
          • 免疫療法について情報を集め、手術直前まではアガリクスを飲んでいた。
        • 放射線治療の副作用
          • 体に力が入らない、声枯れ、下痢、便秘、食欲不振、立ちくらみ(ひどいときには数秒)失神。
          • 痰を出すと血が出るので、転移したのかと思った。放射線照射を受ける食道や胃が炎症をおこし、溜飲に違和感を覚えたり、もたれたりする。
          • 食欲不振と倦怠感。無理して食べる。
        • 抗がん剤治療の副作用
          • 痰に血が混ざることがあった。そのことを医師に話すと、すぐ「薬をやめますか」と言われた。
          • 始めてから3ヶ月ほど、疲れが激しく力仕事ができない。一旦やめるとメキメキ体がよくなった。
          • 抗がん剤治療後しばらく経ってから髪が抜けた。吹き出物が出て、治ると跡が黒く残った。
          • 周囲から見て言動がおかしくなる。集中力が低下して、文章を読んでも頭に入ってこない時期があった。
          • 細胞の基準値が下がり過ぎ、合併症の危険があると言われた。そのために職場復帰も諦めざるを得なかった。
          • イレッサ服用後、無気力に。間質性肺炎を併発していたことが判明したので中止。今はステロイド療法を経て、量を減らしてイレッサを再開している。
        • 手術後の経過
          • 入院したら歩けないので、体力が落ちてしまい、手術後のリハビリも大変だった。
          • 手術後に声が出なくなり、悲しくなって涙が出たこともある。
          • 管を長くつけていたものの、それが取れたらすぐ退院でき、抗がん剤治療も選択しなかった。
          • 階段の上り下りと、息を吹き込む練習はすぐクリアできた。
      • 再発・転移
        • 再発・転移の診断と治療
          • 手術中にリンパ節転移が発覚し、抗がん剤を投与した。その後、絶対安静になり、退職せざるを得なかった。
          • 最後の抗がん剤から1週間後の検査で、さらに縦隔と鎖骨のリンパ節への転移が判明。
          • 最初の手術後にリンパ節の転移がみられ、放射線の治療を行った。その後再手術を行い、放射線治療と抗がん剤治療を行った。
      • 生活
        • 再発予防と体調管理
          • 自分の考えで仕事後にウォーキング。最初は30分ほどで息があがっていたが、慣れて一時間ほど歩くように。
          • 先生の言うことをしっかり聞く、10のものを10絶対守り通すことはできないから、ある程度自分なりに考え、言われた通り通院。
          • 何も悪いところがなくなったと思っても、一度病気になったのであれば定期的に通院すべきだ。
          • 肉類はさけるように、お魚野菜を多くとるように。
          • がん判明後禁煙。手術前の禁煙は意外とあっさり。体的に何も感じず。
          • がんは風邪が一番天敵と注意されている。予防接種は必ず受ける。
        • 病気と仕事の関わり
          • 仕事は午前中やれば午後休む感じで、無理せず控えめに。あまり疲れない程度に。
          • まわりに「無理はしないでね」と配慮してもらった。
          • もし、がんのことを隠して働いたとしても、肺炎や感染症にかかって相手に迷惑がかかる、と考えたら、働けない。
          • がん経験が周囲に悪い印象を与え、農作業の話がこなくなってしまった。
          • 仕事を失ってからうつ状態に陥った。外見では働ける状態なのに働けないことに、罪悪感を感じた。
          • 抗がん剤の治療後、合併症の危険性のため絶対安静で仕事を3ヶ月休んだ。これ以上迷惑をかけられないのでやむを得ず退職をした。
          • 仕事があるので、すぐに入院できなかった。
          • 大学で地理学を教えていたが、治療に専念するためやめた。学生に教えるのを楽しみにしていたので残念。
          • 上司に定時で帰ることをすすめられるなど、職場の支えは本当に助かった。一方で職場に負担をかけてしまったと思う。
          • 手術・退院後は、仕事欲はあるも会社から休むように言われた。
        • お金の問題
          • がんになったあとに、がん保険に加入することが出来なかった。
          • 現職時代からがん保険に加入していたので、大方がカバーできた。
          • 公務員の共済組合から休職中の経済的な補償があり、幸せだと思った。
          • たまたま家族が郵便局でがん保険に加入してくれていて、心配なかった。
          • がん保険に加入していた。たまたま入っていたのだが助かった。健康保険と合わせると大分カバーできた。
          • がん県民共済に加入していてよかった。
          • 高齢者のため1割負担で思いのほか安かった。また、手術費用や検査費用がかかるので、がん保険に入っていて助かった。
          • 患者の経済状況やくらしにあった治療法の情報を、早めに(はじめる前に)提供してほしい。そういうデータがあったらいいなと思う。
          • 子どもたちにも経済的な負担を掛けてしまい、つらい。
          • 死ぬまで薬を飲み続けていかなくてはならない。
          • イレッサ服用はお金がかかるので、治療の選択に迷いが生じた。
          • 薬の種類で3択を提示された。
          • お金を掛けて手術をしても、その後どうなるのか保証がない。
          • 検査入院にもお金がかかる。手術後の入院費用も気になったが、後々のことを考えると、手術をしたくないとは言えなかった。
        • こころへの影響
          • 不安はないが、咳き込まないなど体調面管理には常に気をつけている。まだどのようにすればよいか自分でもつかめていない。
          • がんになって3年が経過。手術の跡は恥ずかしくて見せられないが、あとは困ったことはめったにない。
          • 告知から10日間ほどは生へ執着して夜も眠れないほどだった。妻の言葉があり、それから「できることはなんでもやろう」という気持ちに変化した。
          • 告知、手術前が一番苦しく、手術後落ちつくまで時間がかかった。死にたくない気持ちとどうでもいいやという気持ちがあった。
        • 日常生活での身体の不具合
          • 会話中に咳込みと息苦しさが起こり、仕事に影響が出ている。
          • 声が普通に出せるようになったのは手術してから1ヶ月後。現在も、話をすると息切れが起こる。
          • 腕を動かすと、傷がひきつるような痛みを感じる。
          • 放射線治療後、風邪を引いたときのような喉の痛みが起こった。
        • がんと生きる姿勢
          • 合併症などにかかって終止符を打ってしまった方がいいのかと思うこともある。しかし、これも人生の修行だと思っている。
          • 平均寿命を過ぎると、死んで当たり前の年だから、癌で死のうが何で死のうが関係ない。
          • 無理をしてきた自分に対するメッセージとして病気を捉える。
          • 病気と仲良く付き合う、「共存」する。趣味をたくさん持って、どうせなら笑って生きる。
          • 自分の命は親からもらったものであり、自分は生かされている存在。何をやっても運命だから、何でもやってやろうと納得している。
          • 診察を受けに行く度に、何を言われるかいまだに緊張する。異常なしと言われるとまた元気が出る。
          • たまたま取ったリンパ節の一カ所に転移があったので、ほかにもっと転移がひろがっているのでは、と不安になった。
        • 通院に関すること
          • 週に一度の通院を3週やって1週お休み。抗がん剤をやった次の日は、仕事もお休みした。
          • 週に一度の通院で抗がん剤を処方してもらい、治療を受けている。
          • 薬の処方や投与がないので、通院しているのは検査のためだと思う。
          • 検査のために1カ月に1度の通院を行っている。
        • がんをふりかえって(学び・後悔)
          • がん保険は重要。
          • 定期健診よりも、高くても詳しい検査ができるシステム作りを。
          • 医療体制がもっと充実していればいいのにと思う。
          • 手術・入院・抗がん剤治療などの記録をとっていてよかった。
          • 体操などの手術準備に身を入れるためにも、手術個所を聞いておくべきだった。
          • 手術個所の大きさについて疑問を抱いたけれども質問できず。今となれば尋ねればよかったと思う。
          • これまでのがん検診を広げた検査を、行政がもっと受けやすくするシステムを。
          • 定期健診では肺がんが見つからず、別の検査で見つかった。定期健診が早期発見に役立つのか疑問。
          • たまたま医師に勧められた胸のレントゲン撮影で早期発見につながったので、よかったと思っている。
          • 好奇心で受けたCT車での検査で早期発見し、助かった。
          • 半年ごとの定期健診のおかげで早期発見につながった。
      • 関係
        • 医療者
          • 考えすぎるよりも、お医者さんにお任せ。
          • 年齢が近いこともあり息子のような気持ち。家も近く、自宅の周りで作った野菜を主治医の奥さんに渡すのが大変楽しみ。
          • 主治医が違えば、同じ抗がん剤を使っている同病者と、処方の仕方が異なることが疑問。また、そのことに対して納得いく説明がないため、不安を感じる。
          • 主治医の交代時に、引き継ぎ不足を感じ、不快感を覚えた。
          • 医師から「もう施しようもない」と告げられ、大変ショックを受けた。がんの告知については、言い方・タイミング・環境を見極めてするべき。
          • 医師の説明を聞いても、自分の頭の中で勝手に想像して、医師の説明を聞き流してしまった。後から、これは聞いておけば良かったと思った。
          • 摂取を禁止されているものを食事で提供された。患者のことを本当に考えているのか疑問。
          • 看護師の親身な対応に感動した。患者と一体となって治療していこうとする姿勢を感じた。
          • 医師に全部任せるというのは患者側の無責任。多数の患者を受け持つ医師に多くを求めるのは失礼。
        • 家族
          • 息子たちは医師との立ち合いにも出席し、治療法についても相談し合った。
          • 気持ちを分かってくれて、経済的に援助もしてくれている娘たちはとても頼りになるし、ありがたい。
          • 兄弟や両親が元気に畑仕事や雪囲いなどをしているのを見ると、つらい。
          • 子どもたちには、来るなと言っていた。兄弟には、短期の入院の際には内緒にしていた。
          • 家族は自分に負担をかけないよう配慮してくれ、今は内縁の妻と同棲してストレスのない生活を送っている。
          • 妻は冷静にがんを捉え、驚いたり悲しんだりはしなかった。
          • 夫は自分を病人扱いせず、自分も退院後すぐに日常生活に戻った。
          • 妻が先にがんの告知を受け、泊まり込みでついていてくれた。
        • 友人・同僚
          • 治療後、職場に復帰し、以前と変わらぬ関係で仕事を続けている。
          • 入院中は友人に「東京へ遊びに行く」と伝え、がんの事は明かさなかった。
          • 同僚と入浴する際、手術痕の説明をする際にのみ、がんの経験をうち明けている。
          • 近所にもがんで入院したことは言っていない。
          • 理解してくれている上司に、仕事のミスをきつく注意され、普段から気を遣わせているのではないかと申し訳なく思った。
        • 同病者
          • 同じ部屋の先に手術した同病者が亡くなったことでびっくりした。いい気分はしなかった。自分より元気で手術も早かったのにすぐに逝ってしまった。
          • 内視鏡手術が多い中で、自分は外科手術だったため、不安だった。
          • 退院後、治療中の同病の同僚から「絶対職場復帰してみせますから」という手紙をもらい、逆に勇気付けられた。
          • 同室の人仕事について聞いたときに、「辞めた」と言われ、悪いことを聞いたなと思ってしまった。
          • 同病者同士の連帯意識に勇気付けられた。
          • 全員がん患者の大部屋で、周りの人から他の患者の悪化した話を聞いた。
        • 他のがん患者の方へのメッセージ
          • 前向きに治療をやること、希望をもつことが大事。
          • “がんは怖くない”というメッセージは一番勇気づけられる。
          • 健康診断をうけることが大切。
          • とにかく健康診断が大事。やれば発見されて治る方が相当多いのだから、60、65歳を過ぎた人はとにかく健康診断を受けるようにすべき。
          • 症状が出てきてからでは遅い。時間が惜しいとか思うかもしれないが、健診をやらずして、楽しむことも楽しめないはず。
          • 普段の生活パターンを変えていくことが大切。
          • 焦らないでゆっくり。自分自身が食べ物とか仕事とか十分注意してやらなければ、がんの克服はできない。
          • 自分自身で身体を守るしかない。そして、先生のアドバイスは参考にし、家族も努力することも必要。
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アイコン葉青森県健康福祉部 がん・生活習慣病対策課

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